2024年10月06日

階段と手すりの鑑賞

建物の中の階段と手すりを鑑賞しています。すべて岡山市内で撮影したものです。いくつか現存しないものもあります。

■弓之町ビル

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■岡山島屋ビル

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■大石ビル

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■岡山県中小企業会館

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■丸の内コーポ

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■大西ビル

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■奉還町第一ビル

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■岡山ゴム会館

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■福武ジョリービル

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■岡山県庁舎

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■山陽ビル

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■烏城ビル

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■サントリータウン

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■磨屋町ビル

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■岡山ロッツ(現存せず)

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■天満屋岡山本店

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■東中山下市街地住宅

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■新石関ビル

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■天満屋ハピータウン西大寺店(現存せず)

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■矢吹ビル

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■岡山市立西大寺公民館

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■東岡山団地

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※過去記事で「階段」というタグがついている記事にも階段と手すりの写真があります。下記タグをクリックすると記事の一覧が表示されます。

posted by pictist at 08:43| 都市鑑賞

2024年09月20日

型板ガラスはなぜ衰退したのか

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型板ガラスを10年以上、撮り集めてきた。主な商品はほぼ撮り終えたので最近はあまり撮影をしていないが、今も建物の窓を気にしながら歩く癖は治っていない。

現在、日本のガラスメーカーが製造している型板ガラスは「梨地」「霞」の2種類のみで、昭和時代に比べると圧倒的に少ない。かつて数十種あった商品ラインナップのほとんどは製造されていない。なぜだろうか。

住宅着工数が減っているという現実はあるにせよ、窓ガラスの需要はあるわけだから、型板ガラスのデザインの選択肢がもう少し残っていてもよさそうなものだ。流行の盛衰があるにしても、この少なさは極端すぎないだろうか。

型板ガラスの衰退の理由としてよく言われるのが「カーテンの普及」だ。しかしこの説明はどうも腑に落ちない。型板ガラスが流行していた当時、1960〜70年代にもカーテンは存在していた。そもそも「カーテンがあるから型板ガラスはいらない」とはならないだろう。

それに外窓だけが窓ガラスではない。屋内のガラス障子や仕切り壁にもガラスを使うことがある。昔はそういった箇所にも型板ガラスが使われていた。今でもいろんな模様の型板ガラスがあれば使いたい人はいるはずだ。それなのになぜ、型板ガラスの選びしろがこんなに少ないのか。

私は、板ガラスの製造方式が変わったからではないかと考えている。

型板ガラスは「ロールアウト法」で製造される。2本のロールの間に溶けたガラスを流して板状にする製造方法だ。このロールに模様を彫り込むことで、間を通るガラスに模様をつけるという仕組みだ。

1950年代、イギリスで画期的な板ガラスの製造法が開発された。「フロート法」である。これは溶融したガラス素地を溶融したスズの上に浮かべて板状にする製造方法だ。フロート法は低コストで平坦かつ平滑な板ガラスをつくることができるため、ガラスメーカー各社は続々とフロート法を導入していった。1965年に日本板硝子が、翌1966年には旭硝子が導入している。

フロート法はその原理上、模様入りガラスをつくることができない。

少しずつ設備の置き換えがおこなわれ、時代と共にロールアウト方式の製造ラインが少なくなっていったのだろう。板ガラス生産に占めるフロートガラスの割合は1970年で20%弱だったが、1981年には70%に迫り、80年代中頃には80%を越えている。型板ガラスの衰退時期とぴったり重なっている。

置き換えのペースが緩やかなのは、「フロート法で製造できるガラスの厚み」の範囲が当初は少なかったからだ。技術革新に伴って、より薄いガラスの製造が可能となり、それと共にフロートガラスの生産量が増えていった。

これこそが型板ガラスの衰退の主要因なのではないだろうか。現在も日本の板ガラスはほぼフロート法で製造されている。

ところで、ガラスの中に金網が入った「網入りガラス」という製品がある。通常の窓ガラスより強度があり、また延焼防止効果もあるため、現在も様々な場所で使用されている。この網入りガラスは、ロールアウト法でしかつくることができない。だから型板ガラスの製造設備がゼロになることはない。

とはいえ、ほとんどの種類の型板ガラスは今後新たにつくられることはないだろう。今のうちに鑑賞しておきたい。

【参考文献】
「板ガラス成形技術の変遷―フロート法の台頭と技術の棲み分け―」(大神正道、2009年)

posted by pictist at 06:58| 都市鑑賞

2024年09月12日

『団地ブック』第7号に俳句を寄稿しました

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あの『団地ブック』にゲストとして寄稿させていただきました! 団地ブックの既刊はすべて持っていて、毎回楽しみに読んできた同人誌なので、書かせてもらえてうれしいです。

去年から俳句をつくり始めて、これまでにシュロをテーマにした連作を2つ発表してるんですが、今回はそれに続くシュロ俳句シリーズ第3弾となります。タイトルは「棕櫚が丘団地」。近未来の団地を舞台にした連作20句です。

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私は団地に住んだことはないのですが、各方面への取材とイマジネーションを駆使して、3000戸を擁する大規模団地「棕櫚が丘団地」の未来の住人として俳句をつくってみました。

近いうちに通販が始まると思いますので、スタートしたらまたお知らせします。

棕櫚咲けば咲きましたねとゆき違ふ/内海慶一
住まひとは平らなる床いちご水


シリーズ過去作「ようこそシュロランドへ」「棕櫚村の事件」と併せて読むと、さらに面白いと思います。
こちらもよろしくお願いします。
・『シュロ3』に棕櫚俳句を寄稿しました
・句集『棕櫚村の事件』をつくりました

【追記】
大阪のすてき書店シカクさんで『団地ブック』第7号の販売が始まりました!
バックナンバーも揃ってますよ。
シカクオンラインショップ|チーム4.5畳「団地ブック7号」

posted by pictist at 23:26| 執筆

スマートシティとキノコとブッダ

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石川初さん(ランドスケープアーキテクト、慶應義塾大学環境情報学部教授)の共著書『スマートシティとキノコとブッダ 人間中心「ではない」デザインの思考法』がもうすぐ発売されます。本書を一足早くご恵投いただきました。なぜかというと、私が2013年に発案した「後ろ向きな絵手紙」が紹介されているからです。

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慶應SFC石川初研究室ではこれまでに何度か「後ろ向きな絵手紙」を課題に使ってくださっているのですが、今回、本書の第4章「人間中心「ではない」思考法 練習編」の中で練習問題の一つに入れてくださっています。

ちなみにこれは以前、イラストレーターのオオスキトモコさんと私が一緒につくった「後ろ向きな絵手紙」。

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本書がテーマに掲げているのは「発見的で開眼的な創造性」。それを身につけるための練習の一つというわけです。

《人類学的な言い方であれば「野生の思考」や「ブリコラージュ」、思考法的な言い方であれば「等価交換」や「エフェクチュエーション」、デザイン的な言い方であれば「予期せぬ発見」や「見立て」》
『スマートシティとキノコとブッダ 人間中心「ではない」デザインの思考法』 序章より

まだ読み始めたところですが、本書には、目の前に広がる世界をもう一度捉え直すための「考えるヒント」がたくさん詰まっていると思います。啓発的でありながらも、分かりやすい答えを提示するようなノウハウ本ではない。都市や文明や人間を「どう捉えるか」「どう考えるか」を今までとは違うアプローチで模索し、広義のデザイン思考を鍛える本です。

『スマートシティとキノコとブッダ 人間中心「ではない」デザインの思考法』
著者/中西泰人、本江正茂、石川初
定価/2,500円+税
仕様/360ページ
発売日/2024年9月19日
出版社/ビー・エヌ・エヌ


【目次】
序章──スマートシティとキノコとブッダ
発見的・開眼的に創造する
人間中心主義を超えて──東洋的な思考を身につける

第1章 人間中心「ではない」デザインの思考法 理論編
問いと答えと、解き方の関係と順番
モノの価値を発見し開眼させる:ブリコラージュ
答えから答えが生まれる
受動的でありつつも能動的でもある
無分別智で新しい組み合わせを発見する
無分別智を繰り出す心と身体
無分別に発想する
無分別智と無心

第2章 人間中心「ではない」デザインの思考法 対話編
テクノロジーを/が生成する新しい人間
人智を超えたテクノロジーに向きあう
「スマートシティ」は人類の知性や徳を上げてくれるのだろうか?
中西泰人×本江正茂×石川初キックオフ鼎談
オルタナティブな知性に対する「想像力」と、人間中心主義を反転させる「デザイン」の可能性
ゲスト:久保田晃弘
情報の分解・編集から立ち現れる不可視のスマートシティ
ゲスト:豊田啓介
キノコの知性、森の知性。人間の想像を超えた知のネットワークが都市のビジョンを変革する
ゲスト:深澤遊
人はスマートシティにもパンジーを植えるのか? テクノロジーに飲み込まれた第三風景にも抗う「亜生態系」
ゲスト:山内朋樹
宗教と神話がつくり出してきた「ヒトと異なる知性」。ヒューマンセンタードを超えたワイズフォレストを求めて
ゲスト:石倉敏明
「発酵」という世界の窓から覗く、人間と生物とロボットのいる生活風景
ゲスト:ドミニク・チェン
根っこを持った人工知能。スマートシティの下半分を考えていく
ゲスト:三宅陽一郎
朽ちゆく「近代都市」をリ・デザインする。人と自然が共創する「食べられる森」
ゲスト:ACTANT FOREST
都市に生える場所
ゲスト:津川恵理

第3章 人間中心「ではない」思考法 実例編
チーバくん
壁の本
4分33秒
Lo-TEKとFAB-G
わらのワークショップ
スツールのバリエーション
百均造形
役に立たない機械
ファスナーの船とファンタジア
家具型ロボットFurnituroid
マイブームと民藝
東京R不動産と開放系技術

第4章 人間中心「ではない」思考法 練習編
咄嗟の工作
そそる謎メニュー
ヒマワリゲリラ
どこかの地面
植物に名前をつける
20倍の都市
ゴジラになって都市に棲む
鑑賞ガイドをつくる
コーラを薄めながら飲む
後ろ向きな絵手紙
5年寝かそう
21世紀が展示される博物館
パンジーとして詠む
レプリカントになってみる

終章──無分別智を共鳴させ縁起的な網を繕う
他者や他種と一緒に考える
考える都市の中で考える
偶然の網を紡いでいく
他力を受け入れ自力を超える
人間中心「ではない」デザインの思考法へ


【あわせて読みたい】
「後ろ向きな絵手紙」が文学フリマに登場
後ろ向きな絵手紙をつくったよ(今さら)

posted by pictist at 02:00| レビュー

2024年08月10日

岡山駅の不思議な「葡萄の塔」

岡山駅前にこんな塔があるのをご存じだろうか。

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これは「葡萄の塔」というもので、特にこれといった機能はない。ただの塔である(以前は夜間に葡萄が描かれたアクリルの部分が光っていたが、照明というほどのものではなかった)。

面白いのは、この塔を多くの人がちゃんと認識していないということだ。駅前のいちばん目立つところに立っているにも関わらず、なぜか人の記憶に残らないようなのだ。

地元の知り合いに聞いても「そんな塔ありましたっけ?」という答えが返ってきたりする。なんという存在感のなさだろう。

「いや、私は認識してます」という人もいるだろう。ではあなたは、葡萄の塔が何本あるか答えられるだろうか。

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噴水の向こうにそびえ立つ葡萄の塔。まずはここに1本。

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分かりにくいが、ホテルグランヴィア側、左端の樹木の奥に葡萄の塔が少し見えているのが分かるだろうか(クリックで拡大画像が表示されます)。これが2本目。右端に見えているのは上掲の1本目の塔だ。

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そしてこれが3本目。右端、駅前ロータリーの脇に立っている。

正解は3本でした。

実は2本目と3本目の葡萄の塔は少し前に解体されて現存しない。しかしなくなったときまったく話題にならなかった。最初の写真に写っている噴水(ふれあいの泉)も現存しないのだが、こちらは撤去を惜しむ声がSNSにあふれ、テレビや新聞でも報道された。

それとは対照的に、葡萄の塔は誰からも惜しまれずに消えていった。それはそうだろう。もともと存在が認識されていないのだから惜しまれようがない。

存在が認識されていない物体が消えたとき、はたしてそれは「消えた」と言えるのだろうか? という哲学的な問いが脳裏をよぎる。残る葡萄の塔は1本だが、こちらもいずれ、誰にも気づかれることなく消えていくのだろう。

この話を友人にしたら、「岡山には何度も訪れているけどそんな塔は見たことがない。これは内海さんがつくったフェイク画像なのではないか」と言われた。

私もそんな気がしてきた。


posted by pictist at 14:20| 都市鑑賞

2024年08月08日

さよなら緩速濾過池(三野浄水場)

三野浄水場(岡山市)の緩速濾過池(かんそくろかち)が2024年5月に停止されました。このうち1号・3号濾過池は浄水場の創設時(1903年〜1905年)に築造されたもので、なんと約120年間にわたって稼働してきました。これは現存するものでは国内最古級で、登録有形文化財にもなっています。

特にニュースにもなっていないようですが、岡山の重要な近代化遺産の一つなので、市民としてはねぎらいの言葉をかけてあげたいです。

明治時代にコレラが大流行し、岡山でも多くの死者が出ました。これをきっかけとして、岡山市は全国で8番目という早い時期に、巨額の予算をかけて上水道を敷設しました。近代水道の目的の一つが感染症対策だったという事実に、今あらためて重みを感じます。

去年、施設を見学させていただいたときに撮った写真を以下に紹介します。
※すべてクリック(タップ)で拡大できます。

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1号緩速濾過池

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バルブ室の建屋は増設時(1926年〜)に設けられたもの。改修はされていると思いますが、当時の面影を残しています。

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手前が1号濾過池、その奥が3号濾過池(2号は現存しません)

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縁石に万成石が使われているのも鑑賞ポイント。

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万成石は明治以降に本格的な採掘が始まった、いわば「近代の石」。岡山の近代化遺産を鑑賞するときは、この石の存在も気にしてみてください。

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現在、緩速濾過池の水はすでに抜かれて空っぽになっています。もうこのように水を張った状態では見られないのかもしれません。

岡山市水道局に聞いてみたところ、1号・3号緩速濾過池は今後「モニュメント化を含めた最適な保存方法を検討していく予定」とのことです。



三野浄水場については以前こんな記事を書いたんですが、

三野浄水場の無名建築がかっこいい
http://pictist.sblo.jp/article/186287843.html

残念ながらここで紹介したガチクールな建築「総合取水ポンプ室」は、ファサード面が削り取られ、正面に別の設備が建てられたため、もうかつての姿を見ることはできなくなっています。

ただ、建物そのものは残っているので、昨年の見学時に屋上に登らせてもらいました。

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屋上の塔屋。かっこいい〜

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屋上から見た西川用水の取水樋門。樋門から右方向へ流れているのが西川用水で、左から来て下方向へ流れているのが座主川用水です。2つの水路の間の仕切りが外されるときもあります。

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北東を向いたところ。奥に三野取水塔(1956年/昭和31竣工竣工)が見えます。旭川の伏流水(地下水)を取水しています。

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南東を向いたところ。西川用水は、この下流で旭川合同用水(管掛用水)と合流します。

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浄水場内の古そうな鉄蓋。

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岡山市水道局の局章入りドアハンドル。

ちなみに、岡山市の上水道開業時につくられた施設としては、半田山配水地が現役で稼働しています。また、京橋水管橋も同じく現役です。

【参考文献】
岡山市水道誌(岡山市水道局、1965年)

【あわせて読みたい】
・半田山配水地
・三野浄水場の無名建築がかっこいい
現存最古「京橋水管橋」
・瑜伽山加圧ポンプ場と門田喞筒場

posted by pictist at 18:53| 都市鑑賞

2024年07月31日

天満屋岡山本店8号避難階段

岡山の老舗百貨店、天満屋岡山本店に「8号避難階段」という階段がある。1969年(昭和44年)の新館竣工当時の姿をとどめる、タイムカプセルのような空間だ。

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ミッド昭和感あふれる人研ぎ(人造石研ぎ出し)仕上げ。

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手すりが木製

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鈴木式シヤタア

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かっこいい階数表示

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【おまけ】
ちなみに、天満屋岡山本店の外壁の一部には、中山石(福島県の斑糲岩)と暁(高知県の石灰岩)という石材が使われている。愛知大学教授で地質学・岩石学を専門とする西本昌司さんによると、これらはめったに見ることができない貴重な石なのだそうだ。

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中山石(左)と暁(右)

西本さんは「古いビルは貴重な石材を“保存”してくれている」とおっしゃっていた。8号避難階段も、ある種の文化財を保存していると言えるだろう。


posted by pictist at 20:01| 都市鑑賞