2019年01月05日

滝本晃司ライブ@岡山禁酒會舘の記録

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2018年6月23日に岡山禁酒會舘で開催した滝本晃司ライブの記録です。今回も主催の福本、野村、レッドの3人がサポートメンバーとして演奏に参加しました。

私は途中の質問コーナーで聞き手を担当。事前にみなさんからいただいた質問に答えていただきました。例えばこんなの。

【質問】差し支えなければ、千倉の珈琲ショップで使われていた豆の種類を教えてください。珈琲とても美味しかったです。

(註:千葉県で開催された「アート・フリーマーケット・イン・千倉」のこと。滝本さん自ら珈琲を淹れて提供した)

【滝本さんの回答】豆はそこいらの普通の豆。挽きたて・淹れたてを飲めばたいていうまい。豆がなるべく均一になるように挽いたもののほうがいい。大きさにばらつきがないほうが(だからちょっと高いミルを使ったほうが、やはりいい)。お湯は、ちょこちょこ入れる。すると粉がモコモコっと盛り上がってくる。盛り上がらせないとおいしくならない。そうやって粉を「ひらく」のがコツ。

粉をひらく、という独特の表現で、おいしい珈琲の淹れ方を教えてくださいました。こうした言葉の選び方も、なんだか滝本さんらしいですね。

それから福本くんのリクエストで、滝本さんがたま時代からやっている「風船ピアニカ」について教えてもらいました。これはピアニカの吹き口に膨らませた風船を付ける演奏法。風船がしぼみながら送り込む空気で音を出すのです。

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風船は東急ハンズで売っているものだそうです。そして、単に風船をそのまま付けてもうまくいかないので、ジョイントとして、ある健康器具の部品を使っているそう。その健康器具は、もともと知久さんの持ち物だったそうです。

で、実際に風船で演奏してもらう予定だったのですが・・・

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パン!

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と割れてしまいました(笑)。何回か使った後で、古くなってたんでしょうね。しばらく無言で風船を見つめていた滝本さんが一言。

「人が唖然とする姿をみなさん見ましたか」


毎年スタッフで手伝ってくれている池田美穂さんが、後日、ライブの様子を絵に描いてくださいました。池田さんありがとう!

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こちらは私が撮影・編集した記録映像です。リハーサルの様子やオフショットを混ぜてつくってみました。「となりの黒猫」です。




ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています。




posted by pictist at 21:51| イベント

2018年12月31日

2018年の活動記録

〈1月〉
・山陽新聞に都市鑑賞活動について取材を受け、掲載。
・雑誌『せとうちスタイル』Vol.4にエッセイ「ちょっと曲がった道」を寄稿。
・タグチ工業株式会社が発行するフリーペーパー社内報「ガジラ通信」でコラム「すみっこ鑑賞入門」の連載をスタート(Vol.10より)
・紀伊國屋書店 新宿本店、ジュンク堂書店 難波店、MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店、ジュンク堂書店 ロフト名古屋店、丸善 京都本店でピクトさんフェア(書籍&グッズ販売)を開催。

〈2月〉
・手ぬぐい専門店「かまわぬ」とコラボした【ピクトさん手ぬぐい】の新色「みどり」をリリース。
・ジュンク堂書店 池袋本店でピクトさんフェアを開催。書籍&グッズ販売のほか、書籍未収録ピクトさん数十点をプリント展示。

〈4月〉
・軽井沢現代美術館(長野県)でピクトさんグッズの取扱いスタート。

〈6月〉
・滝本晃司ライブVol.8を岡山市で開催。トークコーナーに出演。

〈7月〉
・ピクトさんTシャツ2018をリリース。

〈10月〉
・『団地の給水塔大図鑑』(小山祐之/シカク出版)に帯文を寄稿。
・5年以上前に発案した「後ろ向きな絵手紙」を今さら制作(オオスキトモコさんと共作)

〈11月〉
・『生活考察』vol.6にエッセイ「ちいさい季節」を寄稿。

・執筆で参加した『街角図鑑』(三土たつお編、2016年)の繁体字版が台湾で販売スタート。簡体字版『一街一世界』が中国で販売スタート。日本では現在3刷。

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(山陽新聞 2018年1月23日)


タグ:活動記録
posted by pictist at 23:08| あれこれ

『街角図鑑』繁体字版&簡体字版

「装飾テント」の執筆で参加した『街角図鑑』(三土たつお編著/実業之日本社、2016年)の繁体字版と簡体字版が今年刊行されました。

こちらが繁体字版。台湾で販売されているものです。

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装飾遮雨棚!

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プロフィール欄も面白かったです。「文字工作」っていいな。名刺の肩書きこれにしようかな。『ピクトさんの本』が『小緑人之書』。『100均フリーダム』が『百元商店的自由』。

そしてこちらが中国で販売されている簡体字版で、『一街一世界』。 タイトルも装幀も変わって、また違った佇まいになっています。

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逆に台湾や中国には街角図鑑的な本ってないのかな? 見てみたいですよね。またはこれを見た台湾や中国の人が、それぞれの国で街角図鑑的な本をつくってくれたらうれしいなあ。




posted by pictist at 20:26| 執筆

2018年12月04日

夢のマッチラベル

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ここは中外燐寸社(ちゅうがいまっちしゃ)が経営する駐車場、中外パーキング(岡山市北区錦町)。その囲いに、同社が販売しているマッチのラベル絵が描かれている。

中外燐寸社の創業は明治23年。現存する国内のマッチ製造メーカーの中では最古の会社だ。

トレードマークの「太鼓獅子」は、創業者の妻が夢で見たイメージを図案化したものだという。なにか由緒のあるマークなのかと思っていたら、夢だったとは。つまりこの絵にはまったく意味がないのだ。

企業のロゴマークにも商品デザインにも意味や理屈が込められる現代社会の中で、この無意味さが、なんだか清々しい。


実際のマッチラベルはこちらをご覧ください。
「太鼓獅子マッチの歴史」
http://www.chugai-match.co.jp/taikoshishi.html





タグ:都市鑑賞
posted by pictist at 22:56| 都市鑑賞

2018年12月03日

【ピクトさんサコッシュ】完全受注生産

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サコッシュが流行ってますね。流行りに乗って、ということもあるんですが、私自身、こういうたすき掛けの小さいバッグがほしいので、つくることにしました。キャンバス生地です。色はナチュラルとブラックの2種。

1回限りの完全受注生産です。再生産はしません。

ご注文はこちらからどうぞ。受付〆切りは2018年12月16日23時です。
【ピクトさんサコッシュ】
http://mon.cifaka.jp/?pid=137646774


これを提げてピクトさんと一緒に街歩きするぞー。

あ、あとこれにピクトさん缶バッジをつけると、さらに楽しくなると思います。

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タグ:ピクトさん
posted by pictist at 20:58| ピクトさん

2018年11月26日

喜多村病院(大正11年開業)を見学したよ

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岡山市北区野田屋町に喜多村病院という医院があります。地元の方なら「小便小僧があるところ」と言えばピンとくるかもしれません。大正11年(1922年)に喜多村練三氏がこの場所に開業。90年以上の歴史を持つ医院です。この小便小僧も開業時から立っているもの。

喜多村病院は、岡山で最初に「小児科」を掲げた医院なのだそうです。それで小便小僧があるんですね。小児科のサインとしてつくったのでしょう。現在は小児科ではなくお年寄りの入院介護・治療が主になっているようです。

建物は昭和20年の岡山大空襲で焼けてしまいましたが、小便小僧は難を逃れ、今も玄関先に立ち続けています。また、確認はできなかったのですが、煉瓦造りの台座部分もおそらく空襲を免れたものなのではないでしょうか。

戦後に建て直したとはいえ、すでに築70年以上経つレトロ病棟。貴重です。中を見てみたいなーと思っていたところ、このたび喜多村病院さんのご厚意で院内を見学させていただくことができました。

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左側に少し見えているのが新館。小便小僧のあるほうが旧館。現役です。

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受付前のガラス窓には手書き文字が。職人技です。

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処置室

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検査室

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階段を登ると……

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1階と2階の間の踊り場が休憩場所になってるんです。佇まいがかわいい。

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踊り場

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真鍮の手すりがいい感じの経年光沢を帯びています(今つくった造語です。経年光沢)。

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暗室。昔はここでレントゲン写真を現像してたんですね。

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暗室の入口。小窓がついてます。

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ここは2階。右下に見えているのが先ほどの暗室。そしてこの階段の上にあるのはトイレなのです。半階上がるようになっているという。ちょっと珍しい構造ですよね。1階にあるトイレは逆に、地下へ半階下がる構造でつくられていました。

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清浄室=W.C

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號。院内のいたるところに旧字が残っています。

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木窓もだんだん少なくなってますね。

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配管をむき出していくスタイル。

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喜多村病院さん、見学のお願いを快く受けてくださり、どうもありがとうございました。

考えたらあと3年ほどで開業100周年ですね。つまり小便小僧も100歳になるわけです。小僧なのに100歳。100歳なのに小僧。お祝いしましょう、2022年に。




タグ:都市鑑賞
posted by pictist at 12:51| 都市鑑賞

『生活考察』vol.6に寄稿しました

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『生活考察』が約5年の沈黙を破って復活しました。創刊号からずっと書かせてもらっているのですが、今回も寄稿しています。
タイトルは「ちいさい季節」。ツイッターで募った「人それぞれの、多様な季節感」をまとめました。春・夏・秋・冬と集まった中から、今回は「秋」篇を紹介しています。あなたの知らない秋が、きっとあるはず。


「生活考察」Vol.06

話題の書き手たちの生活エッセイを多数収録し、読書界の注目を集めた“ある種の”ライフスタイル・マガジンが、約5年の沈黙を破り「タバブックス」より復活します。ともすれば、あっさりと取りこぼしてしまう、ささやかな生活の断片。そこから導き出される「考えようによっては得るところがある」かもしれぬ<何か>ーー。「生活」を想像力で照射する雑誌、それが「生活考察」です。

編 辻本力
デザイン 内川たくや
発行 タバブックス
定価  本体1000円+税 
A5判・128ページ 
ISBN978-4-907053-29-1
発売 2018年11月27日

<寄稿>
浅見北斗(Have a Nice Day!) 「バビロンとファックしよう’18」
内海慶一(文筆家/都市鑑賞者) 「ちいさい季節」
海猫沢めろん(小説家) めんどくさいしどうでもいい 第6回「テロ」
円城塔(小説家) かきものぐらし 第6回
王谷晶(小説家) 「未来世紀豚汁」
大谷能生(音楽家) ディファレント・ミュージックス 第6回「レコードを洗う」
太田靖久(小説家) 「『犬の看板』探訪記 《茨城犬篇》」
岡崎武志(ライター) 「油絵を描くと生活は」
小澤英実(文学者) 「あたし、この戦争が終わったら……」 第6回「ぼくらが旅に出る理由」
春日武彦(精神科医) 文章秘宝館 第1回「赤い四角形」
岸本佐知子(翻訳家) もにょもにょ日記 第1回
栗原裕一郎(批評家) おまえはベイビー 第1回
古谷田奈月(小説家) 「生活に適した想像」
佐々木敦(批評家) 普段の生活 第6回「旅する普段の生活ふたたび」
須藤輝(ライター) カラダのこと 第3回
辻本力(『生活考察』編集発行人) 「悩ましきバナナ」
林哲夫(画家/古本ライター) 好きなことだけして暮らしたい 第6回
速水健朗(ライター) 都市生活者のためのアーバン・ミュージック・ガイド 第5回
panpanya(漫画家) 「街路樹の世界」
福永信(小説家) 日付と時間のある文章 第6回「年譜のある文章」
藤原麻里菜 (文筆家/映像作家) 「記憶と思考ぶつかり『無駄』が生まれる」
butaji(音楽家) 「告白の作り方」

<鼎談>
春日武彦(精神科医)×穂村弘(歌人)×海猫沢めろん(小説家)
「僕らは大人になれたのか?ーーこれからの“成熟”考」
 生き方が多様化し、「大人」の在り方も、今と昔とでは様変わりしているように感じられる現在。 この時代に「大人になる」「成熟する」とは、果たしてどういうことなのか? 悩める精神科医、社会的常識への違和感を綴る歌人、新時代のイクメン小説『キッズファイヤー・ドットコム』の著者が、それぞれの視点から、現代における「大人像」に迫ります。

<ルポ&対談>
柴崎友香(小説家)×滝口悠生(小説家)
「散歩と文学ーー歩くこと、考えること、そして書くこと」
「歩く」描写の多い小説家は、自身が歩く時、その土地の何に着目し、どんなことを考えるのか? 人気作家2人が実際に散歩する過程を追ったドキュメント。「歩く」ことと小説との関係を考える対談も読み応えたっぷりです。





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posted by pictist at 08:05| 執筆