2018年04月06日

岡山禁酒会館

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岡山禁酒会館は大正12年(1923年)に竣工した木造3階建ての建物。禁酒運動の拠点としてつくられ、また飲食事業もおこなっていた。建物は2018年現在も現役で使用されており、1階はカフェ、2階〜3階は貸事務所やイベントスペースとして利用されている。

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岡山市の中心部にありながら岡山大空襲による焼失を免れた数少ない建物だ。外観の意匠も見どころだが、館内の階段や廊下、窓、ドアなどの内装も鑑賞ポイント。2階には小さな資料室があり、当時使われていたロゴ入りのカップやソーサー、オリジナルサイダーの壜なども展示されている。登録有形文化財。

(岡山市北区丸の内1-1-15)

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posted by pictist at 15:39| 都市鑑賞

2018年04月05日

コラム「すみっこ鑑賞入門」連載中

タグチ工業株式会社が発行しているフリーペーパー社内報「ガジラ通信」に「すみっこ鑑賞入門」というコラムを連載しています(vol.10より)。最新号(vol.11)で書いたのは「マイ台」。溶接職人さんが使っている台に注目してみました。見かけたら手にとってみてください。

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配布スポット一覧はこちら
http://www.taguchi.co.jp/guzzi-tsu/#map

バックナンバーは上記サイトからPDFで閲覧可能です。


posted by pictist at 16:34| 執筆

2018年03月31日

送水口博物館に行ってきたよ

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【送水口ファンと送水口メーカーの出会い】

2月に新橋の送水口博物館(ソーハク)を訪れた話です。

ここは消火設備の総合メーカー「村上製作所」の社長が、自社ビルの屋上につくった小さなスペース。2015年の開館時からぜひとも訪れたかった場所だったのですが、このたびの東京滞在でついに初訪問が叶いました。

なぜ、ぜひとも訪れたかったのかというと、直接的な理由としては友人の送水口ファン、キムチさんが関わっている場所だから(そして僕も遠い遠い関わりがあるから)なんだけど、なにより、伝え聞いている「送水口博物館ができた理由」が胸を打つものだったから。

ものすごく約めて言うと、送水口博物館は、村上製作所の村上社長が送水口ファンと出会ったことによって誕生したスペースなのです。

どういうことか。それにはまず、AYAさんという送水口ファンの紹介から始めなくてはなりません。僕がAYAさんの存在を知ったのは2012年、ツイッターでした。プロフィールをたどると、ずいぶん昔から送水口のウェブサイトを運営なさっているらしい。

「こんな人がいたとは!」と興奮して、すぐキムチさんに教えました。「仲間がいたよ、よかったねー」という気持ちで。(ただ、僕はこのときのことをすっかり忘れていて、あとでお礼を言われて「そういえば」と思い出したんだけど)

のちに知ったのですが、このとき「仲間がいた」ことの喜びが大きかったのは、むしろAYAさんのほうだったようです。

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【AYAさんのロンリー送水口ライフ】

AYAさんは1998年頃に「送水口倶楽部」というホームページをつくり、送水口愛好活動を始めました。他サイトとの交流はあったそうですが、送水口ファンに出会うことはなかったそうです。送水口愛を語り合える仲間が一人もいなかった。

そして2005年頃にお仕事の都合もあり、送水口活動を休止します。数年間のウェブ活動の中で「私も送水口が好きです」という人と知り合うことは、ついにありませんでした。

それからまた数年経った2012年、AYAさんは送水口活動を再開します。新しくブログをつくり、ツイッターも始めました。それが8月。僕がAYAさんを見つけてキムチさんに紹介したのが11月のことです。

ホームページを開設した1998年から数えて14年。AYAさんはついに仲間に巡り会ったわけです。僕がふと送ったメンションが、そんなに運命的なものだったとは。

好きなモノの対象は違えど、同じ偏愛系人間として、とてもうれしいできごととなりました。

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【送水口ファン、村上製作所を発見する】

そして翌2013年、AYAさんとキムチさんが対面(二人が首都圏在住だったこともラッキーでした)。また同年にはAYAさんが主催してキムチさんと共に第1回「送水口ウォーク」を開催します。

この前後の時期に暗渠ファンやマンホールファンの方とも交流し、似た好奇心を持つ知り合いが増えていったそうです。孤独な14年間が嘘のよう。

もちろんキムチさんにとっても同じだったと思います。キムチさんも一人で送水口活動を始めたわけですが、当初は、一緒に送水口を見て歩く仲間ができるとは思ってなかったのではないでしょうか。よかったよかった。

2014年、第2回・第3回「送水口ウォーク」開催。このイベントに参加したメンバーの一人が、ネット検索で送水口メーカー・村上製作所の存在をつきとめます。当初は「このロゴが入った送水口は、御社がつくったものですか?」と確認するためでした。そういう内容のメールを送ると、「たしかにうちの製品ですよ」との回答。しかしそのあとに意外な、そしてうれしい言葉が続いていました。

「送水口のファンがいるんですか? ぜひ弊社においでください」
そんな気前のよい返信をくれたのが、村上善一社長だったのです。

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【送水口博物館の誕生】

村上社長は「送水口のファンがいる」ということに驚き、またとても喜んでくれたようです。それは、初訪問からわずか一週間後に、社長が古い送水口の「救出作業」をおこなったことからも分かります。

ちょうど西新橋の旧日本電池ビルが解体されそうになっていたので、そこに設置されている村上製のオールド送水口を取り外し、持って帰ることを社長は決断したのです。送水口の救出なんて、もちろん誰にとっても初めてのことでした。

のちに村上社長はこう語っています。
「前日に会った送水口ファンのことが頭に浮かんで、なんとか救い出せないかという思いがこみあげてきた」

さらに同じ年、第1回「送水口ナイト」が開催されます。送水口ファンが集まってのプレゼン大会。「やろうやろう!」と背中を押してくれたのは村上社長だったそうです。もちろん社長にも登壇してもらったのですが、なんと村上社長は送水口を擬人化した恋物語の紙芝居作品を一人で制作し、発表。いわゆる「中の人」側からの真面目なプレゼンを予想していたAYAさんやキムチさんたちにとっても驚きの内容で、会場は大喝采だったそうです。

この第1回「送水口ナイト」は、メーカーの「中の人」であった村上社長が、送水口ファンと融合した記念すべき日だったのではないでしょうか。

そのあとの経緯は下記リンク先をご覧ください。送水口博物館のオープンから間もなく、友人のアシモフこと伊藤健史さんが取材した記事です。

君は世界初の「送水口博物館」を見たか
http://portal.nifty.com/kiji/151223195344_1.htm

上の記事にあるように、オールド送水口の救出をいくつか続けるうち、社長は送水口博物館の設立を思い立ちます。AYAさんたちが村上製作所を初訪問したのが2014年5月。第1回「送水口ナイト」開催が同年8月。村上社長が博物館の設立を宣言したのが翌2015年6月。そしてオープンが11月。怒濤の展開です。歴史ってこんなふうに動くんだ……

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【みんなでつくった手づくりの博物館】

僕が「ソーハクに行きたい」と思い続けていたのはそんなわけなのです。

記事でも紹介されているように、ソーハクは完全な手づくり。その多くを社長自身が手がけています。そしてAYAさん、キムチさんはもちろん、AYAさんがマンホール方面で知り合ったみわさん、傭兵鉄子さんなども加わって、作業を分担しながらみんなで完成させました。

そうした一連のできごとを、そのつど部分的に伝え聞いたり、記事で読んだりしていたので、このたびの訪問はとても感慨深かったです。

事前にツイッターでソーハク行きを宣言していたため、この日はキムチさんはもちろんのこと、たくさんの知人が集まってくれました。AYAさんやみわさんともやっと対面できた。

まず入口で館長から記念コースターが手渡されます。僕は1287番目の入館者でした。来館者を迎え入れた館長、こんどは指し棒を持って送水口の歴史や仕組みを解説。ユーモアをまじえながらたっぷり話してくださいました。さらにテレビ出演時の映像の上映会まで始まるという展開に。

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「みんなに喜んでもらいたい」という館長の気持ちが館内に充満してるようで、その高いテンションとサービス精神に感激しました。村上館長、ありがとうございました。


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顔ハメ送水口も体験しました。これはキムチさんがつくったもの。ついでに紹介すると、キムチさんは送水口を愛するあまり2013年に自作イラストを元にした「送水口Tシャツ」をつくっています。もちろん僕も購入しました。
http://d.hatena.ne.jp/ki_mu_chi/20140521/1400683114


送水口博物館はJR山手線「新橋駅」日比谷口から徒歩5分。
貴重なオールド送水口をぜひ生鑑賞してみてください。

送水口博物館
東京都港区新橋2-11-1
村上建物ビル5階

※個人運営なので開館日が限られています。
下記サイトの開館カレンダーをご参照ください。
http://www.zentech.co.jp/museum/index.html


そして!
2018年4月7日(土)はソーハク桜祭り&春のハンナまつり!

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送水口を愛でながら飲んだり食べたりしつつ
音楽も楽しめるというすばらしいイベントです。
みなさまぜひ。
うう・・・行きたい・・・


posted by pictist at 22:18| 都市鑑賞

2018年03月06日

グラフィズム断章:もうひとつのデザイン史

先月の話になりますが、銀座クリエイションギャラリーG8で「グラフィズム断章:もうひとつのデザイン史」を見てきました。この中で、グラフィックデザイナーの田唯さんが『街角図鑑』所収の拙稿「装飾テント」を掲示してくださっていました。鶴見俊輔、石子順造、赤瀬川原平などと共にマッピングしてもらえて光栄です。藤本健太郎さんの名著『タイポさんぽ―路上の文字観察』も掲示されてました。

この田さんの展示は、鶴見俊輔の「限界芸術論」をベースに「限界芸術論で提出された区分だけでは捉えきれない表現があるのではないか?」と問うものになっています。

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この展示の様子は2018年6月発売の『アイデア』No.382に掲載されるそうです。

posted by pictist at 06:10| あれこれ

2018年02月06日

寄稿『せとうちスタイル』Vol.4

『せとうちスタイル』という雑誌に、「ちょっと曲がった道」という文章を寄稿しました。2018年1月25日発売のVol.4号です。

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ツイッターで以前から「#ちょっと曲がった道」というハッシュタグをつくって写真を投稿してるんですが、今回は写真ではなく、言葉でしっかりと「ちょっと曲がった道」の魅力について語りました。「そんなに真剣にならなくても……」と斜め後ろにいるもう一人の自分がとまどうレベルで真剣に語ってます。

ちなみに下の写真は、私が1歳から10歳頃まで育った家の前の道。もうなくなってるけど左の赤い壁のあたりに借家がありました。あと道の奧に見えるクルマが停まっているスペース、当時は道に沿ってブロック塀がありました。つまりその部分の景色が遮断されていたわけで、当時のほうが今より「ちょっと曲がった道感」略して曲道感が強調されていたはず。

潜在意識に影響は・・・受けてないと思うけど。

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タグ:都市鑑賞
posted by pictist at 03:36| 執筆

ピクトさん手ぬぐい「みどり」リリース

手ぬぐい専門店「かまわぬ」とコラボした【ピクトさん手ぬぐい】の新色「みどり」をリリースしました。深緑色は以前つくりましたが、意外と今までなかった非常口カラーです。

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また、完売していた「こん」を再生産。「みかん」は残りわずかです。

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下記店舗に順次、納品する予定です。
・広島市現代美術館
・ふくやま美術館
・岡山県立美術館
・喜久屋書店 イオンモール倉敷店
・スタンダードブックストア茶屋町

また、現在開催中の「ピクトさんフェア」開催店のうち、いくつかの店舗でも販売します。
「ピクトさんフェア2017」 http://pictist.sblo.jp/article/181711178.html

オンラインショップはこちらから。
http://mon.cifaka.jp/?pid=77024800

posted by pictist at 03:16| ピクトさん

2018年01月08日

玉島鑑賞

2016年に岡山県倉敷市玉島エリアを歩いたときの写真です。
熟成肉みたいに熟成街(まち)と呼びたい。

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posted by pictist at 23:08| 都市鑑賞