2020年04月29日

大山顕『新写真論』は「写真論」ではない

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書影はゲンロンショップより

大山顕の新著『新写真論 スマホと顔』を読んだ。「ゲンロンβ」連載時にも飛び飛びに読んでいたのだが、とにかく興奮性シナプスが発火しまくる(←誤用)内容で、「おー!」とか「ふおー!」とか何度も呻きながら一気に読了した。

大山さんとはずいぶん長いつきあいになるのだが、本書が面白すぎるので同い年である自分との落差を感じて少し落ち込みつつも、同時に「友達がこんなにすごい本を書いたよ!」とみんなに自慢したい気持ちでいっぱいだ。

僕は昔から「『見る』とはどういうことなのか/世界を知覚するとはどういうことなのか」を考えるのが好きな人間で、都市鑑賞活動をしているのもそうした動機がベースにある。『新写真論』はそんな僕の好奇心にガチハマリする内容で、グビグビ読まされた。

ひとまず目次を見てください。ここに並んでいるワードを眺めるだけでも、読みたくなる人がいるのではないだろうか。いてほしい。

【スマホと顔】
01 スクリーンショットとパノラマ写真
02 自撮りの写真論
03 幽霊化するカメラ
04 写真はなぜ小さいのか
05 証明/写真
06 自撮りを遺影に
07 妖精の写真と影

【スクリーンショットと撮影者】
08 航空写真と風景
09 あらゆる写真は自撮りだった
10 写真の現実味について
11 カメラを見ながら写真を撮る
12 撮影行為を溶かすSNS
13 御真影はスキャンだった

【写真は誰のものか】
14 家族写真のゆくえ
15 「見る」から「処理」へ
16 写真を変えた猫
17 ドローン兵器とSNS
18 Googleがあなたの思い出を決める
19 写真から「隔たり」がなくなり、人はネットワーク機器になる
20 写真は誰のものか
21 2017年10月1日、ラスベガスにて
22 香港スキャニング
23 香港のデモ・顔の欲望とリスク

著者は本書のまえがきでこう書いている。

現在、写真は激変のまっただ中にある。写真というものが「地滑り」を起こしていると言っていい。「写真」という用語をあらためなければいけないとすら思っている。言うまでもなくこれはスマートフォンとSNSによってもたらされた。
(中略)
SNSとスマートフォンがセットになったときこそがほんとうの革命だった。その象徴が自撮りだ。従来の写真論の根幹のひとつである、撮るものと撮られるものとの間の対立をうやむやにしてしまった。

スマホとSNS以降に生きる私たちが撮ったり見たりしている「写真」は、もはや従来の「写真」とは違ってきており、別の名前が必要かもしれない「何か」になりつつあるのだ、と指摘している。では、どう呼べばいいのだろうか。

思いつきで言うが、それは「新写真」だろう。すなわち、本書『新写真論』は新「写真論」ではなく、「新写真」論なのだ。

ここは強調しておきたいところだ。書名だけを見て「(いわゆる)写真とかってべつに興味ないな」と思った人がいたとしたら、「ちょっと待って」と呼び止めたい。そういうんじゃないんです、と。

この本には「私たちの話」が書かれている。私たちというのは、日常的にスマホを使って、暮らしの中でなにげなく写真を撮って、それをシェアしたりしなかったりしている、世界中の私たちだ。AIや顔認証システムやドライブレコーダーやGPSやGoogleと共に生きていかなくてはならない、世界中の私たちだ。

これらのテクノロジーの普及が、人類史(都市、美術、コミュニケーション、知覚の歴史)の中でどういう意味を持つのかを、本書は考察している。

著者はこうも書いている。

これは写真だけの話ではないとぼくは思う。あらゆる領域で同じようなことが起こっている。

本書はたまたま日本に住む人間によって書かれたが、世界のどこの国の人間が書いてもおかしくなかった。

人類は、と言うと大げさに聞こえるかもしれないが、ほんとうに大げさでなく人類は今後、写真について語ろうとするとき、『新写真論』の内容を避けて通れないだろう。本書は、世界中でほぼ同時に起こっている新しい現象について考察しているからだ。

今、スマートフォンとSNSを無視して文明を語ることはほとんど不可能に近い。それと同じ意味で、今後『新写真論』を無視して写真を語るのはかなり難しいと思う。

……なんか興奮して大仰に書いてしまったので難しそうな本だと思われると困るのだけど、この本、分かりやすい文章でサクサク読めます。あと頭から順番に読まなくても大丈夫。エッセイ集みたいなものなので、気になったタイトルの章から読んでみて。

おでかけできない2020年のゴールデンウィーク、ぜひ『新写真論』で興奮性シナプスを発火(←誤用)させて巣ごもりを楽しんでください。Kindle版も出てるよ。

『新写真論』
大山顕
320ページ
株式会社ゲンロン
ISBN-10:4907188358
ISBN-13:978-4907188351
発売日:2020年3月24日
2640円




タグ:都市鑑賞
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2018年10月11日

『団地の給水塔大図鑑』

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小山祐之(こやま・ゆうし/日本給水党党首UC)さんが、シカク出版より『団地の給水塔大図鑑』を上梓されました。オールカラー224ページ。僭越ながら裏帯にコメントを書かせていただいてます。こんな素敵な本に書かせてもらえて光栄です。

本書は「団地にある給水塔」だけを400基超も収録した本。著者は10年以上にわたって全国各地の団地の給水塔を撮り歩いている、筋金入りの給水塔鑑賞者です。

一瞬「筋金入りの給水塔」みたいに見えたけど、著者のことです。筋金入りというのは。とはいえ実際、給水塔にも筋金って入ってるよね。コンクリートだったら。

なんの話だっけ。とにかく祐之さんがすごいということを言いたい。すごいというか、どうかしてるわけです。掲載しているのは400基超だけど、実際には660基の給水塔を訪れている。そして掲載されている写真を見てもらうと分かりますが、すべて青空をバックに撮影している。晴天を狙って撮ってるわけです。「曇り空だと給水塔が寂しそうに見えるから」と。ベッヒャーは曇天だが小山祐之は晴天なのである。

これ、近所ならいいよ。何度でも通えるし。でも泊まりがけで遠方の給水塔を撮りに行って、曇り空だったらどうする。雨模様だったらどうする。さあどうする。

祐之さんは出直すわけです。次の機会を待って、もう一度出かけるわけです。会社勤めをしながら。土日を使って。気が遠くなりませんか。

たとえば沖縄の給水塔には計3回行ったそうです(祐之さんは大阪在住)。観光旅行に3回行ったんじゃないですよ。「沖縄県営古謝団地」の給水塔を撮るためだけに3回行ったのです。1回目と2回目は曇ってしまったのだ。気が遠くなりませんか。

さらに。単に晴れていればいいというわけではなく、その給水塔を撮影したい方向に向いて、順光であることが条件。逆光で晴れていても意味がないわけです。だから撮影可能な時間帯が限られている。気が遠くなりませんか。

そんな鑑賞&撮影行脚の集大成が、この『団地の給水塔大図鑑』なのです。ザ・偉業。ジ・偉業か。

本書では給水塔の形状をボックス型、とっくり型、円盤型、やぐら型など12タイプに分類し、それぞれに解説を付しています。登れる給水塔、くぐれる給水塔、すべり台付きの給水塔、イルミネーション給水塔など、珍しい給水塔の紹介もあり。

こんなにたくさんの給水塔を、私たちは今日から、部屋にいながら鑑賞することができるのです。煎れたてのおいしい珈琲をいただきながら鑑賞することができるのです。ありがとうありがとう(藤岡弘、風に)。

もちろん実物を見に行くためのガイドブックとしても機能する本です。掲載しているすべての給水塔の(団地の)所在地を記載。これうっかり当たり前に受け止めてしまいそうになるけど、すごいよ。こんなデータベース今までなかったわけで。

団地の給水塔は現在では使われていないものが多く、年々減り続けています。本書に載っている給水塔にも、すでに解体されているものが多くあります(各給水塔が現存しているかどうかも記載されています。※2018年10月現在)。みんな今のうちに生鑑賞しておこう。

給水塔ファンにとっては本意ではないだろうけど、本書は、月日の経過と共にどんどん貴重になっていくはず。そして未来の誰かがある日、本書を見つけてこう言うでしょう。「よくぞ写真に撮っておいてくれた、ありがとう」と。



『団地の給水塔大図鑑』
小山祐之(日本給水党党首UC)
定価 2500円+税
224ページ・オールカラー
シカク出版
2018年10月6日初版
ISBN978-4-909004-75-8

通販ページ
http://shikaku.ocnk.net/product/1986

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タグ:都市鑑賞
posted by pictist at 03:21| レビュー

2018年08月02日

「金沢民景」的視点はどこででも実践できる

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前回からの続きです。書いてるうちにどんどん長くなって3回になりました。

もう一つ、山本さんのお話の中で印象に残ったのは「街はいつも成長過程にある」という言葉でした。街の住人たちは、地形や気候などに合わせて住空間をつくり、それを日々アレンジしながら暮らしている。その繰り返しで街は変化し続けています。

「そうした細やかな変化が積み重なり、集積して、やがて『その街らしさ』になってゆくのだろう」と山本さんは言います。

そう、金沢民景を読んでいると、「街は変わり続けている」という、よく知っているはずの事実にあらためて思い到ります。また、街の風景は誰か一人の人間によって計画されているわけではないのだということも、再認識させられます。行政や大資本がつくる大きな街並みがある一方で、住民が下から積み上げる生活サイズの街並みもある。

山本さんたちは、街の「今」が、なぜそのような姿になっているのかを知りたい。解き明かしたい。そのためには住人へのインタビューが不可欠というわけなんですね。このような街の見方・アプローチの仕方を、山本さんは「民景的視点」と言ってました。

この視点こそが金沢民景の最大の価値なのではないでしょうか。民景的視点は全国どこででも実践することができるはずです。金沢民景を読んで金沢に興味を持つ人が増えたり、あるいは金沢市民が自分たちの住む街を見直すきっかけになれば、それはもちろん素敵なことです。しかしそれとは別に、ここから「民景的視点」を学んだ人は、今度はその目線で自分の住む街を見ることができる。それはとても意味のあることだと思うのです。

山本さんたちも、最初から住人インタビューをしていたわけではないそう。でも街で気になったものを撮っていると、どうしても「これってどうしてこうなってるんだろう」と知りたくなってくる。そこでインターホンを押し始めたと。この勇気を出せるかどうかが、民景的視点を獲得するための第一歩かもしれませんね(私は苦手…(*_*))。

あと細かな感想で言うと、「金沢民景」は部材や様式の正式名称をきちんと表記しているところがいいですね。なんか得した気分になります。その点について聞いたら、やはり職業柄もあって、自然とそうしてしまうそうで。名称を確認しながら書いているとのことでした。

金沢民景には現在15名ほどのメンバーがおられるようです。みなさまの活動をこれからも応援しています。次号11号もできあがりつつあるとのこと。楽しみだー。

山本さん、お話を聞かせていただきありがとうございました。




タグ:都市鑑賞
posted by pictist at 00:08| レビュー

2018年08月01日

部分の集積によって街をつかむ「金沢民景」

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金沢民景
https://kanazawaminkei.tumblr.com


さて、前回の続きです。「金沢民景」を企画した建築設計士の山本周さん(1985年生まれ)に電話でお話を伺いました。

山本さんのご出身は神戸。大学進学で金沢にやってきて、自分の育った神戸の新興住宅地の街並みとの違いに興味を持ったそうです。そんなカルチャーギャップもあって街をじっくり見始め、写真を撮ったり街の音を録音(!)したりしていたそう。

大学卒業後、山本さんは東京で働き始めます。金沢民景プロジェクトを始めたのは2015年。その頃はまだ東京に住んでいました。月に1度ほど仕事で金沢へ通っていたそうです。つまり金沢民景プロジェクトがスタートしたとき、山本さんは「ソトの人」だったわけです。これ、とても興味深いですね。都市鑑賞論で言及した「ソトの眼」を思い起こさせます。

(話は逸れますが、岡山で長年「おかやま街歩きノオト」というリトルプレスをつくっている福田忍さんが岡山県外のご出身であるということも、とても示唆的だと私は思っています)

他の都市に住んでいる私たちにも経験がありますが、山本さんも金沢の街を見ていて「良い時間の積み重ね方をしているな、と思っていた風景が、ある日一掃されて新しい建物ができる」様子を目撃して残念な気持ちになることが多かったそうです。

「(自分も含めて)みんな極端に古いものか、または最新のものばかりに目がいってるんじゃないか、と思い始めたんです。その中間にあるものをちゃんと見つめて、価値を評価できる視点がつくれないかと考えました」そんな思いが金沢民景へと結実していったようです。

同じような好奇心を持つ知り合いに声をかけ、活動をスタート。当初はお互いに撮った写真を見せあうだけで、それをどのような形で人に伝えていくか、どう表現するかはすぐには決まらなかったそうです。

あれこれと試行錯誤していたところ、メンバーの一人であるTowersさんが、ある冊子を入手します。それは「テクノポップユニット三鷹」のタカハシさんがつくった「三鷹スケープガイド」でした。A6・16ページのカジュアルな手づくり冊子。「これなら自分たちの手でつくれるし、いいんじゃない?」

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テクノポップユニット三鷹 /「三鷹スケープガイド」と「あずま屋メモ」
http://mitaka-sound.com/blog/?p=2720


活動を始めて2年ほど経っていました。ここでA6・16ページという体裁が決定します。そして半ば必然的に、「ジャンルごとに分冊すればいいよね」という発想に到ったのだそうです。

2017年7月、山本さんはふたたび金沢に居を移します。そして仲間たちと「金沢民景」の制作に取りかかり、9月に創刊。引っ越して1年経ち、だんだん金沢の「ウチの人」になりつつある今、どうやって「ソトの眼」を維持していくかが今の自分のテーマだとおっしゃっていました。

話は戻りますが、金沢民景の判型の元となった「三鷹スケープガイド」。これにも実は元となった冊子があるのです。私の知人で岡山在住のポールさんがつくった「ポール工房通信」がそれ。

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ポール工房/工房通信の作り方
http://letterstosamuel.com/?p=7181


ポールさんは以前、自家製トートバッグを通販していた時期があるのですが、商品を発送する際に同封していた写真付きの読みものが「ポール工房通信」なんですね。そしてポールさんはこの冊子のつくり方をウェブサイトで公開していたのです(2014年)。それを見たタカハシさんが「三鷹スケープガイド」をつくり(2015年)、金沢民景につながるという。

私はタカハシさんともけっこう前からの知り合いなので、このつながりを知ったときはとてもうれしかったです。岡山、東京、金沢と連鎖した、都市鑑賞者の思わぬリレー。

山本さんはこんなこともおっしゃっていました。街で撮ってきた写真を並べて見ていると、部分の集積から浮かび上がってくる「金沢らしさ」のようなものを感じることがある。金沢民景の「1ジャンル1冊」という体裁は、それに似た感覚を表現できるのではないか、と。

たしかに1号1号の内容も楽しいけど、10号(10ジャンル)を通して見ると、なんとなく街の表情が見えてくるような気がします。今後20号、30号と蓄積していくと、さらに輪郭がはっきりしてくるんでしょうね。「部分の集積によって街をつかむ」という感覚を、私たちはまだ誰も経験したことがないんじゃないか。そう思うとますます今後が楽しみです。

わっ。また長くなってしまった。続きは次回へ。


続き

「金沢民景」的視点はどこででも実践できる
http://pictist.sblo.jp/article/184071891.html?1533187127


タグ:都市鑑賞
posted by pictist at 21:27| レビュー

ありふれた街並みが愛おしくなる「金沢民景」

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「金沢民景」というリトルプレスが素敵すぎるのでご紹介します。これは石川県金沢市の風景を収集し、「1ジャンル1冊」でまとめているシリーズ本。現在、第10号まで発行されています。

金沢民景
https://kanazawaminkei.tumblr.com


第1号/門柱
第2号/バーティカル屋根
第3号/私有橋
第4号/たぬき
第5号/バルコニー
第6号/石臼
第7号/アプローチ階段
第8号/キャノピー
第9号/腰壁
第10号/小屋根

各号のタイトルが、取り上げている対象物です。 これらに共通しているのは「住民がつくり出した風景(の要素)」であるということ。風光明媚な景色でもなく、由緒ある建物でもなく、観光名所でもない。人々の生活の中から立ち現れてくる風景を「民景」と名付け、写真とともに紹介しているのが、この「金沢民景」シリーズです。

まず表紙がかわいい。手のひらに収まるA6サイズという大きさもかわいい。1ジャンル1冊という発行形態もユニーク。1冊100円。ありそうでなかったですよね。コレクション欲が刺激されます。

(この体裁、金沢民景さんに聞いてみて分かったのですが、なんと岡山在住の私の知人が間接的に影響を与えていたのです。その話はまたのちほど)

金沢民景の最大の特徴は、住人に話を聞いているところ。これ意外と少ないのです。都市鑑賞にはいろんなスタイルがあって、どのやり方にもそれぞれ面白みはありますが、ヒアリングを通して「なぜそういう状態になっているのか」を解き明かしていくスタイルには、やはりその手法ならではの面白さがあります。

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例えば第1号「門柱」に掲載されているこちらの物件。ケヤキの丸太でできた門柱です。住人の方に聞いたところ、もともとは足元まですべて丸太だったけど、蟻害でボロボロになったので補修して現在の姿になったのだそう。礎石に見えるように左官屋さんに補修してもらったとのこと。最初からこの姿だったわけではないんですね。これは聞いてみないと分からない。

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こちらは第10号の「小屋根」で紹介されている物件。ベージュ色の曲面壁の上にトタンの壁と屋根が付け足されています。なんとなく不思議な様相ですが、普段、歩いていてこれを見てもそのまま通り過ぎてしまいそうです。

これも住人の方に取材したところ、このベージュの曲面壁は、もともと汲み取り式便所の汲み取り口を隠すための壁だったのだそうです。それが水洗式に変わって汲み取り口が不要になり、この空間を物置として使うことにしたと。そこでトタンを付け足したということなのでした。

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こちらは第3号の「私有橋」。なんてかわいいエメラルドグリーン! これも取材により、住人の方が自分で塗ったものであること、この色がお気に入りでペンキを常備していることなどが明らかになっています。さらに、30年ほど前まではこの用水路に橋はなかったことも判明(その理由はぜひ本誌でお確かめください)。

掲載されているすべての物件について取材エピソードが書かれているわけではありませんが、このような地道なヒアリング活動が、金沢民景プロジェクトの魅力になっていることは間違いないと思います。

金沢民景のウェブサイトには、本誌に掲載している物件とは別に、住民の方へのインタビュー記事が掲載されています。こちらも読み応えがあるのでぜひ。 

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この回とかめちゃ面白い。
インタビュー #05 「石が大量に埋め込まれている門柱」
https://kanazawaminkei.tumblr.com/post/173038029614/

金沢民景さんは都市の表面だけを見るのではなく、都市と人とのかかわりも見つめようとしているように感じられます。その背景にはどのような思いがあるのでしょうか。金沢民景さんを紹介するからには、やはり私も民景流に「取材」をしなければと思い、代表の山本さんに電話でお話を伺いました。

長くなったので続きは次回に。

「金沢民景」シリーズ、岡山では奉還町の雑貨店「チロップ」さんで扱っています。他にも都市鑑賞系の雑貨や書籍を扱っている素敵なショップ。テトぐるみなどの「マニアパレル」グッズもありますよ。

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『金沢民景』
各1冊あたり
価格:100円(税込)
判型:A6・両面カラー
頁数:16頁
製本:中綴じミシン製本


続き

部分の集積によって街をつかむ「金沢民景」
http://pictist.sblo.jp/article/184070688.html?1533187046

タグ:都市鑑賞
posted by pictist at 19:26| レビュー