2024年03月22日

「都市鑑賞的ブックトーク」の記録

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トークイベント「本を楽しむ 都市鑑賞的ブックトーク」、無事に終了しました。ご来場くださったみなさま、ありがとうございました。東京や大阪など遠方からお越しくださった方には特に感謝いたします。そのフットワークを見習いたい。

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第1部は「〈21世紀版〉都市鑑賞ブックガイド」と題して2001年以降に刊行された都市鑑賞系の書籍を紹介……するつもりだったんですが、プレゼン内容を考えているうちに構成が変わってきて、江戸時代の文献も紹介しました。

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『メイド・イン・トーキョー』(黒田潤三、 貝島桃代、 塚本由晴)

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『守貞漫稿』(喜田川守貞)

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『目からウロコの日常物観察: 無用物から転用物まで』(野外活動研究会)

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私がここでお伝えしたかったのは昔からよく言っている「ソトの眼」という概念で、人がソトの眼を獲得する契機には大きく3つあるだろうということをお話ししました。3番目の「フィクショナライズ」というのは、小説や映画など、なんらかの創作物を通して世界を見る・認知することによって、現実の世界の見え方が変わってくるという現象のことを言ってます。

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これは「2007年は都市鑑賞本のカンブリア爆発期だった」という話をしている様子。

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第2部は「グッとくる書名*グッとくる装幀」。ゲストに古本 斑猫軒をお迎えしました。これは「本の表紙まわりの情報」だけを味わっていくコーナーです。

マイルールとして、自分か自分の友人が持っている本、そして斑猫軒の商品から選ぶことにしました。ネットから書影を拾ってくることはできるけど、それをやると面白くないなと思って。また、「凝った造本」の紹介もいくつかしたかったので、なおさら現物ありきでのチョイスとしました。

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友人が提供してくれた『水野晴男の世界のポリス大百科』

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『岡山のTHE 磯』。これは私の私物です。釣りにはまったく興味ないんですが、タイトルのインパクトに惹かれて思わず買ってしまったもの。

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斑猫軒の商品から『いちばんくわしい 世界妖怪図鑑』

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斑猫軒の渡邉さん。

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岡山の本といえばこれ、『岡山の中学校運動場』。

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岡山文庫を出版している日本文教出版の方に解説をお願いしました。

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真鍋博

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ポケミス

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「天」の部分にイラストを配した贅沢な『集英社 世界の文学』シリーズ

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表紙の紙に本物の植物の葉を漉き込んだすごい造本の『閑雅空間』(塚本邦雄)

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お声がけくださった一般社団法人SGSG様、どうもありがとうございました。

今回は本がテーマでしたが、いつか「岡山の都市鑑賞」をテーマにイベントができるといいなと思っています。

友人のえりりさんが懐かしの「tsudaる」をやってくれて、他のツイートと一緒にトゥギャッターにまとめてくれました。
>>20230320 『都市鑑賞的ブックトーク』at 岡山奉還町SGSG

タグ:都市鑑賞
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2024年01月06日

都市鑑賞的ブックトーク

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教育事業をおこなっている一般社団法人SGSG様よりご依頼をいただきまして、ものすごく久しぶりにトークイベントをすることになりました。

3月に「みんなの奉還町書店」というシェア型書店が期間限定でオープンするのですが、その期間中の関連イベントという位置づけになります。

内容はお任せだったので、以下の企画を立てました。

2部構成で、第1部は「〈21世紀版〉都市鑑賞ブックガイド」。2001年以降に刊行された都市鑑賞系の書籍の中から、おすすめの本を紹介します。以前「都市鑑賞論」というトークイベントをやったとき、私が独自に「都市鑑賞年表」をつくって江戸時代から順に歴史を追っていくというのをやったんですが、それの21世紀版とも言えます。

路上観察系・都市鑑賞系の活動をしている人は多いですが、ジャンルを横断して俯瞰する機会ってなかなかないと思うので、きっと面白いと思います。建築、土木、アート、写真などに興味のある方は特に面白いはず。

まだ細かいところまでは考えてませんが、『メイド・イン・トーキョー』で始まって『新写真論』で終わる、という流れがきれいなんじゃないかなと思ってます。でも20年間ぜんぶを追う時間はないかも……

あと私がこれまでに岡山で撮影した写真の中から、それぞれの紹介本のジャンルに沿ったものをお見せしたりもしたいです。たとえば『たのしい路上園芸観察』を紹介するときに、岡山で撮った路上園芸写真を出すとか。

第2部は「グッとくる書名*グッとくる装幀」。ゲストに古本 斑猫軒をお迎えします。これは都市鑑賞に限らず、さまざまな本の中から私たちが個人的にグッときた書名や装幀デザインを一緒に見ていくコーナーです。本の中身には言及せず、ひたすら表紙まわりの情報のみを味わっていきます。

「グッとくる」はいろんな感情を含んでいます。思わず笑ってしまうものもあり、かっこよさにほれぼれするものもあり。みんなで本を楽しみましょう。


◇◇本を楽しむ 都市鑑賞的ブックトーク◇◇
・日時_2024年3月20日(水・祝日) 14:00〜16:00
・場所_地域交流ステーションverde(岡山市北区奉還町3-1-32)
※追記/開催場所が変更になりました。verdeの2軒隣りにある「SGSG」へお越しください。
・講師_内海慶一(ライター・都市鑑賞者)、古本 斑猫軒
・料金_1500円(1ドリンク付)
・定員_20名※要予約
・主催_一般社団法人SGSG

下記Googleフォームよりご予約ください。
>>「都市鑑賞的ブックトーク」予約Googleフォーム



「みんなの奉還町書店」の出店募集要項と応募フォームは下記へどうぞ。私も一箱、出店しようと思います。
>>みんなの奉還町書店

タグ:都市鑑賞
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2020年10月04日

街をめぐる、記憶をめぐる「めぐるカルタをつくろう」

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奉還町(岡山市)のラウンジ・カドさんよりお声がけいただきまして、「めぐるカルタをつくろう」というイベントにゲスト参加することになりました。全4回のシリーズなのですが、私は第1回目の「読み札編:まちを歩いてカルタの読み札をつくる」に参加します。「奉還町四丁目周辺をみんなで一緒に散策して、気になるものを見つけ、カルタの読み札をつくる」という主旨だそうです。

私の他に、「おかやま街歩きノオト」の福田さん、一般社団法人SGSG理事長の野村さんもゲスト参加されます。お二人とも以前からの街歩き仲間。楽しくなりそうです。

4回のうちどれか1回だけの参加でもOKとのことなので、他の回もどうぞご検討ください。絵を描くのが好きな方は第3回の絵札の回、いかがでしょう。

場所/奉還町四丁目ラウンジ・カド
日時/2020年10月11日(日)14:00-15:30
詳細はこちらをご覧ください。
>>街をめぐる、記憶をめぐる「めぐるカルタをつくろう」

本イベントは第18回おかやま県民文化祭の参加プロジェクトの一つです。

タグ:都市鑑賞
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2020年09月30日

都市鑑賞会「内側から見る岡山」

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岡山県文化連盟・おかやま文化芸術アソシエイツさまにお声がけいただきまして、都市鑑賞会のナビゲーターを務めることになりました。タイトルは「内側から見る岡山」。普段、一般の人が立ち入ることのできない建物の中に入っていろいろと見学させていただこうという主旨です。

鑑賞スポットは岡山県農業会館(1962年竣工)、上之町ビル(1961年竣工)、岡ビル市場(1951年竣工)の3ヶ所。13:00〜17:00で長いと思われるかもしれませんが、建物の中を見るのであっというまだと思います。最後にカフェタイムを予定していますので、見学時間は移動も含めて正味3時間ほどでしょうか。

詳細はこちらをご覧ください。
http://o-bunren.jp/labo28/

〈文化芸術交流実験室 28〉
建築探偵団 其の四「内側から見る岡山」
【日時】2020年11月1日(日) 13:00-17:00
【鑑賞スポット】岡山県農業会館、上之町ビル、岡ビル市場
【料金】500円(当日お支払いください)
【定員】15名
【講師】石田尚昭、内海慶一
【主催】おかやま文化芸術アソシエイツ/公益社団法人岡山県文化連盟
>>応募フォーム

「講師」って書いてるけど基本的にはみなさんと一緒に歩いて鑑賞して「楽しいなー」って言うだけの係です。各建物で私が何に目を止めたのかをお伝えするので、逆に参加者のみなさんが目を止めたものも教えてほしいです。目玉の交換をしましょう。

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岡山県農業会館

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この建て書き(ロゴ)、めちゃくちゃかわいくないですか。

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上之町ビルの裏側(上之町会館ではなく表町商店街の上之町ビルです)

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このビルは全貌がどうなってるのか把握できないところが魅力です。私もいまだによく分かってません。

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岡ビルの居住階。市民にはおなじみの岡ビル市場ですが、居住階へ上がったことのある方は少ないのではないでしょうか。当日は普段入れない屋上や、居住者のお部屋の中もチラッと見せてもらう予定です。

当日の集合場所は応募者に直接、お伝えするそうです。上記3スポットのどれかになるはずです。よろしくお願いいたします。


【追記】予約満席となりました!

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2019年01月05日

滝本晃司ライブ@岡山禁酒會舘の記録

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2018年6月23日に岡山禁酒會舘で開催した滝本晃司ライブの記録です。今回も主催の福本、野村、レッドの3人がサポートメンバーとして演奏に参加しました。

私は途中の質問コーナーで聞き手を担当。事前にみなさんからいただいた質問に答えていただきました。例えばこんなの。

【質問】差し支えなければ、千倉の珈琲ショップで使われていた豆の種類を教えてください。珈琲とても美味しかったです。

(註:千葉県で開催された「アート・フリーマーケット・イン・千倉」のこと。滝本さん自ら珈琲を淹れて提供した)

【滝本さんの回答】豆はそこいらの普通の豆。挽きたて・淹れたてを飲めばたいていうまい。豆がなるべく均一になるように挽いたもののほうがいい。大きさにばらつきがないほうが(だからちょっと高いミルを使ったほうが、やはりいい)。お湯は、ちょこちょこ入れる。すると粉がモコモコっと盛り上がってくる。盛り上がらせないとおいしくならない。そうやって粉を「ひらく」のがコツ。

粉をひらく、という独特の表現で、おいしい珈琲の淹れ方を教えてくださいました。こうした言葉の選び方も、なんだか滝本さんらしいですね。

それから福本くんのリクエストで、滝本さんがたま時代からやっている「風船ピアニカ」について教えてもらいました。これはピアニカの吹き口に膨らませた風船を付ける演奏法。風船がしぼみながら送り込む空気で音を出すのです。

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風船は東急ハンズで売っているものだそうです。そして、単に風船をそのまま付けてもうまくいかないので、ジョイントとして、ある健康器具の部品を使っているそう。その健康器具は、もともと知久さんの持ち物だったそうです。

で、実際に風船で演奏してもらう予定だったのですが・・・

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パン!

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と割れてしまいました(笑)。何回か使った後で、古くなってたんでしょうね。しばらく無言で風船を見つめていた滝本さんが一言。

「人が唖然とする姿をみなさん見ましたか」


毎年スタッフで手伝ってくれている池田美穂さんが、後日、ライブの様子を絵に描いてくださいました。池田さんありがとう!

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こちらは私が撮影・編集した記録映像です。リハーサルの様子やオフショットを混ぜてつくってみました。「となりの黒猫」です。




ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています。




posted by pictist at 21:51| イベント

2018年05月13日

滝本晃司ライブ in 岡山 Vol.8

元たまのベーシスト、滝本晃司さんの岡山ライブが今年も開催されます。
今回は! あの! 禁酒會館で!

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岡山禁酒會館は大正12年に建てられた洋風建築。その2階にある板間の「集會場」でのライブとなります。この空間、滝本さんの音楽の雰囲気にきっと合うと思います。

主催の福本くんと以前から「ここで滝本さんのライブができたらいいね」と相談していたのですが、やっと念願が叶いました。

岡山市の中心部は昭和20年の大空襲で焼け野原になったので、戦前の古い建物はほとんど残っていないのですが、この禁酒會館は焼失を免れた数少ない建物の一つなのです。当ブログの過去記事に禁酒會館の紹介を書いてますので、そちらもご参照ください。 → http://pictist.sblo.jp/article/182907671.html

滝本さんの岡山ライブではいつも一緒にスライドショーをさせてもらっているのですが、今回はスライドはなしにして、ミニトークコーナーだけやることにしました。滝本さんへの質問コーナーです。聞いてみたいことがありましたら、予約メールにお書き添えください。

もちろん、毎年恒例になっているサポートメンバーによるバンド演奏もありますよ。
昨年の映像→ 「サーカスの日」


滝本晃司ライブ in 岡山 Vol.8

・日時/2018年6月23日(土) 開場17:00 開演17:30
・場所/岡山禁酒會館2階「集會場」(岡山市北区丸の内1-1-15)
・アクセス/岡山電気軌道(路面電車)東山本線「城下」停留所より徒歩1分
・料金/前売3000円、当日3300円(ドリンク代別)
・ご予約/下記メールまでお名前・人数・電話番号をお伝えください。
sintarou2910@gmail.com (福本)
※6月11日追記/椅子席は満席となりました。以降は【立ち見】での受付となります。椅子席でキャンセルが出た場合、ご予約いただいた順でお座りいただきます。

*ミニトークコーナーがあります。予約メールに「滝本さんへの質問」をお書き添えください。いただいた質問の中からいくつかを選んで、当日滝本さんにお答えいただきます。
*会場となる岡山禁酒會館は大正12年(1923年)に竣工した木造3階建ての建物です(登録有形文化財)。ぜひ建築も鑑賞してみてください。開場時間(17時)の前でも、館内には自由に出入りすることができます。1階はカフェ、2階には小さな歴史資料展示室があります。


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100年前のピアノ!




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2017年06月02日

滝本晃司ライブ in 岡山 vol.7「100の月」の記録

滝本晃司ライブ in 岡山 vol.7「100の月」にお越しくださったみなさま、ありがとうございました。

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今回は滝本さんが長年描き続けてきた直筆イラストカレンダー153ヶ月分を展示。どれでも好きな月の複製を購入することができるという、貴重な機会になりました。

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そして恒例のスライドトーク、これまでに「シュロ」「カエル」「すべり台」と続けてきましたが、今回は「すてきな玄関」をテーマにお送りしました。シュロ、タイル、ガラスブロックが滝本さんの「すてきな玄関3大要素」なのだそうです。3つとも揃っていて、かつ、シュロも3本植えられている家が理想だと。

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トーク中、玄関鑑賞家の滝本さんの口から「整ってる」というキーワードが出ました。ちぐはぐな感じがなく、ドアやタイルなど玄関を構成する要素すべてに美的な統一感がある、というような意味だと思います。

主観的な感覚ですが、だからこそ話していて面白いキーワードでした。「この玄関は滝本さん的にはどのくらいの整いですか」って聞いたり。玄関道、奧が深いです。

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当日、お客様がお花を贈ってくださいました。ひまわりメインのすてきな花束です。滝本さんの曲「「夏です」と1回言った」が頭に浮かびました。

僕が見上げていると今度はカノンで
「夏休みですから」って
まだ小さなひまわりが
それぞれ1回ずつ言った


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お昼のライブもいいものですね。

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そしてこちらも岡山では恒例になってきたバンド編成ライブ。ソロにはソロの味わいがありますが、バンド編成で聴く滝本ライブも最高です。

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左のピアニカが主催者・福本さん、パーカションはレッドさん。去年のライブではベースで参加したレッドさん、今回はお客さんとして見に来てたのに開演の2時間ほど前に滝本さんから「やる?」と言われて急遽パーカッションで参加。すぐ合わせられるところがすごい。右のマンドリンは野村さん。

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今回フライヤー用に池田美穂さんが描いてくれた絵の、別バージョンを会場に展示しました。2011年の岡山ライブの写真を元に描いたものなんですが、なんと「これ私です!」と絵の中の客席を指差した方が。

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さらに後日、池田さんが今回のライブの様子も描いてくれました。写真撮ってる私も入れてもらえてた。

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来年もまた岡山に来てもらえることを願ってます。

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岡山でもしっかり玄関を撮る滝本さん。


【追記】
当日の演奏から一曲、YouTubeにアップしました!
滝本晃司「サーカスの日」



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