2025年01月10日

トーク「都市鑑賞入門」

岡山市が発行している雑誌『うったて』からご依頼をいただきまして、1時間ほどトークします。2025年1月24日(金)の「第9回うったてミーティング」内にて。 タイトルは「都市鑑賞入門」。どなたでも参加できます。参加費1000円です。

うったての編集会議としての開催になりますが、第1部の「都市鑑賞入門」のみの参加でもOKとのことです。

私の活動テーマ「見たことあるのに見えてなかった」を踏まえながら、さまざまな都市鑑賞ジャンルをギュッと圧縮して紹介するつもりです。

いま準備中ですが、プレゼン写真がすでに100枚を超えているので何を削ろうか悩んでいます。

詳しくはうったてのフェイスブックページをご確認ください。
>>うったて

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タグ:都市鑑賞
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2025年01月07日

おかやま謎解き散歩《道編》 第1回 斜めの道

【1月10日追記】予約数が定員に達しましたので、受付を締めきりました。ご予約いただいたみなさま、ありがとうございます。

【1月11日追記】イベント終了後、会場の2軒隣りにある「地域交流ステーションverde(ベルデ)」をしばらく開けてもらえる予定です。お時間のゆるす方はどうぞゆっくりしていってください。ドリンク販売・常設棚のZINE販売もあります。

トークイベントのお知らせです。久しぶりに1人でプレゼンします。

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都市鑑賞トーク
おかやま謎解き散歩《道編》
第1回 斜めの道(津島・学南町・南方)


周囲の道路の軸に対して斜めに通ってる道ってありますよね。なぜそうなったのでしょうか。斜めの道の過去を調べると、いんなことが見えてきます。今回取り上げるのは津島・学南町・南方にある3本の道。それぞれ、まったく別の事情で敷かれた道です。共通しているのは、3つとも岡山の近代化の歴史に関係しているということ。

「残余地」など、斜めの道の周囲で見られる現象についてもお話ししながら、地図や写真を一緒に鑑賞していきます。

岡山市中心部の地理を知っている方なら面白さが倍増すると思いますが、岡山の町を知らない方が聞いても楽しめるようなプレゼンテーションにしたいと思っています。

講師/内海慶一(ライター、都市鑑賞者)
日時/2025年2月9日(日)14〜16時(開場13時30分)
場所/SGSG(岡山市北区奉還町三丁目1-30)
※会場は教育事業をおこなっている一般社団法人SGSGが運営する教室です。
料金/1500円(入場時に受付でお支払いください)
定員/25名
◎ペットボトルドリンク等、飲料の持ち込みOKです。
予約/下記Googleフォームよりご予約ください。

>>おかやま謎解き散歩《道編》 予約フォーム

《道編》は全2回を予定しています。第2回のテーマは暗渠。岡山市の中心部を通る柳川筋の元になった柳川は、実は「新柳川」で、それとは別に元祖柳川(旧柳川)があったことをご存じですか。新柳川と旧柳川の暗渠をたどりながら、岡山市の歴史をひもといていきます。第2回の開催日と会場は追ってお知らせします。


タグ:都市鑑賞
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2024年11月13日

イベント『写真作家 杉浦慶侘をつくった七人の表現者』

トークイベントに登壇します。国際芸術祭「森の芸術祭 晴れの国・岡山」に参加している写真作家の杉浦慶侘さんにお話を伺います。

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杉浦さんとは昔からの知り合いなんですが、今回イベントをするにあたって「杉浦慶侘をつくった七人の表現者」というテーマを私から提案しました。7人くらいは挙げられるよね? という感じで振ってみたんですが、出してもらった名前を見ると、やはり面白そうな予感がします。美術家、詩人、写真家、ハンドメイドのオブジェ作家……。

あと、杉浦さんのこれまでの作品の振り返りもしたいと思っています。イベントの予定時間が90分しかないのでちょっと全部は厳しいかもしれませんが。

森の芸術祭を見てなくても、杉浦さんの作品に詳しくなくても楽しめるイベントにしようと思いますので、ぜひお気軽にお運びください。ハレノワの1階です。

ーー

【イベント概要】
岡山県北エリアで開催中の国際芸術祭「森の芸術祭 晴れの国・岡山」に参加している杉浦慶侘さんをお迎えし、自身が影響を受けた創作者についてお伺いします。また、これまでに杉浦さんが制作した作品を振り返っていただきます。トークパートナーはライターの内海慶一さん。杉浦さんとは旧知の仲ということで、リラックスしたトークが聞けそうです。「森の芸術祭」をまだご覧になっていない方も、ぜひいらしてください。

『写真作家 杉浦慶侘をつくった七人の表現者』出演/杉浦慶侘・聞き手/内海慶一

〈開催日時〉
2024年11月14日(木)19:30〜21:00

〈開催場所〉
bear’s bookstore / CCCSCD ゲキジョウ店
〒700-0822 岡山県岡山市北区表町3-11-50 ハレノワ1F

〈入場料〉
来店:1,500円(税込)+ドリンク代
配信:1,500円(税込)

来店予約フォーム:
https://forms.gle/qUYFr5j769wQvoGdA
配信チケット購入ページ:
https://csonline.cifaka.jp/?pid=183329026
※配信チケットとしてご購入後にメールにて配信用リンクをお送りします

やむを得ない事情で延期や中止になることがございます。最新情報を以下SNSにてご確認いただけますと幸いです。
当店Instagram: https://www.instagram.com/bb_gekijo/

【出演者プロフィール】
杉浦慶侘 Sugiura Keita
1980年、岡山県津山市生まれ。写真作家。
高校卒業後教師を目指し進学するも、そこでかつて中平卓馬や森山大道が在籍していた『provoke』の写真表現に出会い、自身でも作品の制作を始め現在に至る。
自ら育った土地である岡山での撮影にこだわり「人間と自然の関係性」をテーマに活動を続ける。現在は新見市の人工林の山を中心に撮影し、人間によって造られた奇妙な自然のあり方に関心を寄せ制作に取り組んでいる。主な受賞に「第2回岡山県新進美術家育成『I氏賞』」大賞(岡山、2009年)、「福武教育文化財団 福武文化奨励賞」(岡山、2010年)など。

内海慶一 Utsumi Keiichi
1972年生まれ、岡山市在住。都市鑑賞者、ライター。

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2024年03月22日

「都市鑑賞的ブックトーク」の記録

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トークイベント「本を楽しむ 都市鑑賞的ブックトーク」、無事に終了しました。ご来場くださったみなさま、ありがとうございました。東京や大阪など遠方からお越しくださった方には特に感謝いたします。そのフットワークを見習いたい。

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第1部は「〈21世紀版〉都市鑑賞ブックガイド」と題して2001年以降に刊行された都市鑑賞系の書籍を紹介……するつもりだったんですが、プレゼン内容を考えているうちに構成が変わってきて、江戸時代の文献も紹介しました。

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『メイド・イン・トーキョー』(黒田潤三、 貝島桃代、 塚本由晴)

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『守貞漫稿』(喜田川守貞)

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『目からウロコの日常物観察: 無用物から転用物まで』(野外活動研究会)

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私がここでお伝えしたかったのは昔からよく言っている「ソトの眼」という概念で、人がソトの眼を獲得する契機には大きく3つあるだろうということをお話ししました。3番目の「フィクショナライズ」というのは、小説や映画など、なんらかの創作物を通して世界を見る・認知することによって、現実の世界の見え方が変わってくるという現象のことを言ってます。

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これは「2007年は都市鑑賞本のカンブリア爆発期だった」という話をしている様子。

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第2部は「グッとくる書名*グッとくる装幀」。ゲストに古本 斑猫軒をお迎えしました。これは「本の表紙まわりの情報」だけを味わっていくコーナーです。

マイルールとして、自分か自分の友人が持っている本、そして斑猫軒の商品から選ぶことにしました。ネットから書影を拾ってくることはできるけど、それをやると面白くないなと思って。また、「凝った造本」の紹介もいくつかしたかったので、なおさら現物ありきでのチョイスとしました。

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友人が提供してくれた『水野晴男の世界のポリス大百科』

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『岡山のTHE 磯』。これは私の私物です。釣りにはまったく興味ないんですが、タイトルのインパクトに惹かれて思わず買ってしまったもの。

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斑猫軒の商品から『いちばんくわしい 世界妖怪図鑑』

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斑猫軒の渡邉さん。

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岡山の本といえばこれ、『岡山の中学校運動場』。

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岡山文庫を出版している日本文教出版の方に解説をお願いしました。

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真鍋博

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ポケミス

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「天」の部分にイラストを配した贅沢な『集英社 世界の文学』シリーズ

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表紙の紙に本物の植物の葉を漉き込んだすごい造本の『閑雅空間』(塚本邦雄)

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お声がけくださった一般社団法人SGSG様、どうもありがとうございました。

今回は本がテーマでしたが、いつか「岡山の都市鑑賞」をテーマにイベントができるといいなと思っています。

友人のえりりさんが懐かしの「tsudaる」をやってくれて、他のツイートと一緒にトゥギャッターにまとめてくれました。
>>20230320 『都市鑑賞的ブックトーク』at 岡山奉還町SGSG

タグ:都市鑑賞
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2024年01月06日

都市鑑賞的ブックトーク

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教育事業をおこなっている一般社団法人SGSG様よりご依頼をいただきまして、ものすごく久しぶりにトークイベントをすることになりました。

3月に「みんなの奉還町書店」というシェア型書店が期間限定でオープンするのですが、その期間中の関連イベントという位置づけになります。

内容はお任せだったので、以下の企画を立てました。

2部構成で、第1部は「〈21世紀版〉都市鑑賞ブックガイド」。2001年以降に刊行された都市鑑賞系の書籍の中から、おすすめの本を紹介します。以前「都市鑑賞論」というトークイベントをやったとき、私が独自に「都市鑑賞年表」をつくって江戸時代から順に歴史を追っていくというのをやったんですが、それの21世紀版とも言えます。

路上観察系・都市鑑賞系の活動をしている人は多いですが、ジャンルを横断して俯瞰する機会ってなかなかないと思うので、きっと面白いと思います。建築、土木、アート、写真などに興味のある方は特に面白いはず。

まだ細かいところまでは考えてませんが、『メイド・イン・トーキョー』で始まって『新写真論』で終わる、という流れがきれいなんじゃないかなと思ってます。でも20年間ぜんぶを追う時間はないかも……

あと私がこれまでに岡山で撮影した写真の中から、それぞれの紹介本のジャンルに沿ったものをお見せしたりもしたいです。たとえば『たのしい路上園芸観察』を紹介するときに、岡山で撮った路上園芸写真を出すとか。

第2部は「グッとくる書名*グッとくる装幀」。ゲストに古本 斑猫軒をお迎えします。これは都市鑑賞に限らず、さまざまな本の中から私たちが個人的にグッときた書名や装幀デザインを一緒に見ていくコーナーです。本の中身には言及せず、ひたすら表紙まわりの情報のみを味わっていきます。

「グッとくる」はいろんな感情を含んでいます。思わず笑ってしまうものもあり、かっこよさにほれぼれするものもあり。みんなで本を楽しみましょう。


◇◇本を楽しむ 都市鑑賞的ブックトーク◇◇
・日時_2024年3月20日(水・祝日) 14:00〜16:00
・場所_地域交流ステーションverde(岡山市北区奉還町3-1-32)
※追記/開催場所が変更になりました。verdeの2軒隣りにある「SGSG」へお越しください。
・講師_内海慶一(ライター・都市鑑賞者)、古本 斑猫軒
・料金_1500円(1ドリンク付)
・定員_20名※要予約
・主催_一般社団法人SGSG

下記Googleフォームよりご予約ください。
>>「都市鑑賞的ブックトーク」予約Googleフォーム



「みんなの奉還町書店」の出店募集要項と応募フォームは下記へどうぞ。私も一箱、出店しようと思います。
>>みんなの奉還町書店

タグ:都市鑑賞
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2020年10月04日

街をめぐる、記憶をめぐる「めぐるカルタをつくろう」

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奉還町(岡山市)のラウンジ・カドさんよりお声がけいただきまして、「めぐるカルタをつくろう」というイベントにゲスト参加することになりました。全4回のシリーズなのですが、私は第1回目の「読み札編:まちを歩いてカルタの読み札をつくる」に参加します。「奉還町四丁目周辺をみんなで一緒に散策して、気になるものを見つけ、カルタの読み札をつくる」という主旨だそうです。

私の他に、「おかやま街歩きノオト」の福田さん、一般社団法人SGSG理事長の野村さんもゲスト参加されます。お二人とも以前からの街歩き仲間。楽しくなりそうです。

4回のうちどれか1回だけの参加でもOKとのことなので、他の回もどうぞご検討ください。絵を描くのが好きな方は第3回の絵札の回、いかがでしょう。

場所/奉還町四丁目ラウンジ・カド
日時/2020年10月11日(日)14:00-15:30
詳細はこちらをご覧ください。
>>街をめぐる、記憶をめぐる「めぐるカルタをつくろう」

本イベントは第18回おかやま県民文化祭の参加プロジェクトの一つです。

タグ:都市鑑賞
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2020年09月30日

都市鑑賞会「内側から見る岡山」

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岡山県文化連盟・おかやま文化芸術アソシエイツさまにお声がけいただきまして、都市鑑賞会のナビゲーターを務めることになりました。タイトルは「内側から見る岡山」。普段、一般の人が立ち入ることのできない建物の中に入っていろいろと見学させていただこうという主旨です。

鑑賞スポットは岡山県農業会館(1962年竣工)、上之町ビル(1961年竣工)、岡ビル市場(1951年竣工)の3ヶ所。13:00〜17:00で長いと思われるかもしれませんが、建物の中を見るのであっというまだと思います。最後にカフェタイムを予定していますので、見学時間は移動も含めて正味3時間ほどでしょうか。

詳細はこちらをご覧ください。
http://o-bunren.jp/labo28/

〈文化芸術交流実験室 28〉
建築探偵団 其の四「内側から見る岡山」
【日時】2020年11月1日(日) 13:00-17:00
【鑑賞スポット】岡山県農業会館、上之町ビル、岡ビル市場
【料金】500円(当日お支払いください)
【定員】15名
【講師】石田尚昭、内海慶一
【主催】おかやま文化芸術アソシエイツ/公益社団法人岡山県文化連盟
>>応募フォーム

「講師」って書いてるけど基本的にはみなさんと一緒に歩いて鑑賞して「楽しいなー」って言うだけの係です。各建物で私が何に目を止めたのかをお伝えするので、逆に参加者のみなさんが目を止めたものも教えてほしいです。目玉の交換をしましょう。

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岡山県農業会館

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この建て書き(ロゴ)、めちゃくちゃかわいくないですか。

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上之町ビルの裏側(上之町会館ではなく表町商店街の上之町ビルです)

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このビルは全貌がどうなってるのか把握できないところが魅力です。私もいまだによく分かってません。

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岡ビルの居住階。市民にはおなじみの岡ビル市場ですが、居住階へ上がったことのある方は少ないのではないでしょうか。当日は普段入れない屋上や、居住者のお部屋の中もチラッと見せてもらう予定です。

当日の集合場所は応募者に直接、お伝えするそうです。上記3スポットのどれかになるはずです。よろしくお願いいたします。


【追記】予約満席となりました!

posted by pictist at 17:02| イベント