2020年10月04日

街をめぐる、記憶をめぐる「めぐるカルタをつくろう」

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奉還町(岡山市)のラウンジ・カドさんよりお声がけいただきまして、「めぐるカルタをつくろう」というイベントにゲスト参加することになりました。全4回のシリーズなのですが、私は第1回目の「読み札編:まちを歩いてカルタの読み札をつくる」に参加します。「奉還町四丁目周辺をみんなで一緒に散策して、気になるものを見つけ、カルタの読み札をつくる」という主旨だそうです。

私の他に、「おかやま街歩きノオト」の福田さん、一般社団法人SGSG理事長の野村さんもゲスト参加されます。お二人とも以前からの街歩き仲間。楽しくなりそうです。

4回のうちどれか1回だけの参加でもOKとのことなので、他の回もどうぞご検討ください。絵を描くのが好きな方は第3回の絵札の回、いかがでしょう。

場所/奉還町四丁目ラウンジ・カド
日時/2020年10月11日(日)14:00-15:30
詳細はこちらをご覧ください。
>>街をめぐる、記憶をめぐる「めぐるカルタをつくろう」

本イベントは第18回おかやま県民文化祭の参加プロジェクトの一つです。

タグ:都市鑑賞
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2020年09月30日

都市鑑賞会「内側から見る岡山」

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岡山県文化連盟・おかやま文化芸術アソシエイツさまにお声がけいただきまして、都市鑑賞会のナビゲーターを務めることになりました。タイトルは「内側から見る岡山」。普段、一般の人が立ち入ることのできない建物の中に入っていろいろと見学させていただこうという主旨です。

鑑賞スポットは岡山県農業会館(1962年竣工)、上之町ビル(1961年竣工)、岡ビル市場(1951年竣工)の3ヶ所。13:00〜17:00で長いと思われるかもしれませんが、建物の中を見るのであっというまだと思います。最後にカフェタイムを予定していますので、見学時間は移動も含めて正味3時間ほどでしょうか。

詳細はこちらをご覧ください。
http://o-bunren.jp/labo28/

〈文化芸術交流実験室 28〉
建築探偵団 其の四「内側から見る岡山」
【日時】2020年11月1日(日) 13:00-17:00
【鑑賞スポット】岡山県農業会館、上之町ビル、岡ビル市場
【料金】500円(当日お支払いください)
【定員】15名
【講師】石田尚昭、内海慶一
【主催】おかやま文化芸術アソシエイツ/公益社団法人岡山県文化連盟
>>応募フォーム

「講師」って書いてるけど基本的にはみなさんと一緒に歩いて鑑賞して「楽しいなー」って言うだけの係です。各建物で私が何に目を止めたのかをお伝えするので、逆に参加者のみなさんが目を止めたものも教えてほしいです。目玉の交換をしましょう。

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岡山県農業会館

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この建て書き(ロゴ)、めちゃくちゃかわいくないですか。

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上之町ビルの裏側(上之町会館ではなく表町商店街の上之町ビルです)

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このビルは全貌がどうなってるのか把握できないところが魅力です。私もいまだによく分かってません。

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岡ビルの居住階。市民にはおなじみの岡ビル市場ですが、居住階へ上がったことのある方は少ないのではないでしょうか。当日は普段入れない屋上や、居住者のお部屋の中もチラッと見せてもらう予定です。

当日の集合場所は応募者に直接、お伝えするそうです。上記3スポットのどれかになるはずです。よろしくお願いいたします。


【追記】予約満席となりました!

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2019年01月05日

滝本晃司ライブ@岡山禁酒會舘の記録

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2018年6月23日に岡山禁酒會舘で開催した滝本晃司ライブの記録です。今回も主催の福本、野村、レッドの3人がサポートメンバーとして演奏に参加しました。

私は途中の質問コーナーで聞き手を担当。事前にみなさんからいただいた質問に答えていただきました。例えばこんなの。

【質問】差し支えなければ、千倉の珈琲ショップで使われていた豆の種類を教えてください。珈琲とても美味しかったです。

(註:千葉県で開催された「アート・フリーマーケット・イン・千倉」のこと。滝本さん自ら珈琲を淹れて提供した)

【滝本さんの回答】豆はそこいらの普通の豆。挽きたて・淹れたてを飲めばたいていうまい。豆がなるべく均一になるように挽いたもののほうがいい。大きさにばらつきがないほうが(だからちょっと高いミルを使ったほうが、やはりいい)。お湯は、ちょこちょこ入れる。すると粉がモコモコっと盛り上がってくる。盛り上がらせないとおいしくならない。そうやって粉を「ひらく」のがコツ。

粉をひらく、という独特の表現で、おいしい珈琲の淹れ方を教えてくださいました。こうした言葉の選び方も、なんだか滝本さんらしいですね。

それから福本くんのリクエストで、滝本さんがたま時代からやっている「風船ピアニカ」について教えてもらいました。これはピアニカの吹き口に膨らませた風船を付ける演奏法。風船がしぼみながら送り込む空気で音を出すのです。

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風船は東急ハンズで売っているものだそうです。そして、単に風船をそのまま付けてもうまくいかないので、ジョイントとして、ある健康器具の部品を使っているそう。その健康器具は、もともと知久さんの持ち物だったそうです。

で、実際に風船で演奏してもらう予定だったのですが・・・

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パン!

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と割れてしまいました(笑)。何回か使った後で、古くなってたんでしょうね。しばらく無言で風船を見つめていた滝本さんが一言。

「人が唖然とする姿をみなさん見ましたか」


毎年スタッフで手伝ってくれている池田美穂さんが、後日、ライブの様子を絵に描いてくださいました。池田さんありがとう!

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こちらは私が撮影・編集した記録映像です。リハーサルの様子やオフショットを混ぜてつくってみました。「となりの黒猫」です。




ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています。




posted by pictist at 21:51| イベント

2018年05月13日

滝本晃司ライブ in 岡山 Vol.8

元たまのベーシスト、滝本晃司さんの岡山ライブが今年も開催されます。
今回は! あの! 禁酒會館で!

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岡山禁酒會館は大正12年に建てられた洋風建築。その2階にある板間の「集會場」でのライブとなります。この空間、滝本さんの音楽の雰囲気にきっと合うと思います。

主催の福本くんと以前から「ここで滝本さんのライブができたらいいね」と相談していたのですが、やっと念願が叶いました。

岡山市の中心部は昭和20年の大空襲で焼け野原になったので、戦前の古い建物はほとんど残っていないのですが、この禁酒會館は焼失を免れた数少ない建物の一つなのです。当ブログの過去記事に禁酒會館の紹介を書いてますので、そちらもご参照ください。 → http://pictist.sblo.jp/article/182907671.html

滝本さんの岡山ライブではいつも一緒にスライドショーをさせてもらっているのですが、今回はスライドはなしにして、ミニトークコーナーだけやることにしました。滝本さんへの質問コーナーです。聞いてみたいことがありましたら、予約メールにお書き添えください。

もちろん、毎年恒例になっているサポートメンバーによるバンド演奏もありますよ。
昨年の映像→ 「サーカスの日」


滝本晃司ライブ in 岡山 Vol.8

・日時/2018年6月23日(土) 開場17:00 開演17:30
・場所/岡山禁酒會館2階「集會場」(岡山市北区丸の内1-1-15)
・アクセス/岡山電気軌道(路面電車)東山本線「城下」停留所より徒歩1分
・料金/前売3000円、当日3300円(ドリンク代別)
・ご予約/下記メールまでお名前・人数・電話番号をお伝えください。
sintarou2910@gmail.com (福本)
※6月11日追記/椅子席は満席となりました。以降は【立ち見】での受付となります。椅子席でキャンセルが出た場合、ご予約いただいた順でお座りいただきます。

*ミニトークコーナーがあります。予約メールに「滝本さんへの質問」をお書き添えください。いただいた質問の中からいくつかを選んで、当日滝本さんにお答えいただきます。
*会場となる岡山禁酒會館は大正12年(1923年)に竣工した木造3階建ての建物です(登録有形文化財)。ぜひ建築も鑑賞してみてください。開場時間(17時)の前でも、館内には自由に出入りすることができます。1階はカフェ、2階には小さな歴史資料展示室があります。


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100年前のピアノ!




posted by pictist at 11:50| イベント

2017年06月02日

滝本晃司ライブ in 岡山 vol.7「100の月」の記録

滝本晃司ライブ in 岡山 vol.7「100の月」にお越しくださったみなさま、ありがとうございました。

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今回は滝本さんが長年描き続けてきた直筆イラストカレンダー153ヶ月分を展示。どれでも好きな月の複製を購入することができるという、貴重な機会になりました。

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そして恒例のスライドトーク、これまでに「シュロ」「カエル」「すべり台」と続けてきましたが、今回は「すてきな玄関」をテーマにお送りしました。シュロ、タイル、ガラスブロックが滝本さんの「すてきな玄関3大要素」なのだそうです。3つとも揃っていて、かつ、シュロも3本植えられている家が理想だと。

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トーク中、玄関鑑賞家の滝本さんの口から「整ってる」というキーワードが出ました。ちぐはぐな感じがなく、ドアやタイルなど玄関を構成する要素すべてに美的な統一感がある、というような意味だと思います。

主観的な感覚ですが、だからこそ話していて面白いキーワードでした。「この玄関は滝本さん的にはどのくらいの整いですか」って聞いたり。玄関道、奧が深いです。

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当日、お客様がお花を贈ってくださいました。ひまわりメインのすてきな花束です。滝本さんの曲「「夏です」と1回言った」が頭に浮かびました。

僕が見上げていると今度はカノンで
「夏休みですから」って
まだ小さなひまわりが
それぞれ1回ずつ言った


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お昼のライブもいいものですね。

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そしてこちらも岡山では恒例になってきたバンド編成ライブ。ソロにはソロの味わいがありますが、バンド編成で聴く滝本ライブも最高です。

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左のピアニカが主催者・福本さん、パーカションはレッドさん。去年のライブではベースで参加したレッドさん、今回はお客さんとして見に来てたのに開演の2時間ほど前に滝本さんから「やる?」と言われて急遽パーカッションで参加。すぐ合わせられるところがすごい。右のマンドリンは野村さん。

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今回フライヤー用に池田美穂さんが描いてくれた絵の、別バージョンを会場に展示しました。2011年の岡山ライブの写真を元に描いたものなんですが、なんと「これ私です!」と絵の中の客席を指差した方が。

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さらに後日、池田さんが今回のライブの様子も描いてくれました。写真撮ってる私も入れてもらえてた。

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来年もまた岡山に来てもらえることを願ってます。

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岡山でもしっかり玄関を撮る滝本さん。


【追記】
当日の演奏から一曲、YouTubeにアップしました!
滝本晃司「サーカスの日」



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2017年05月24日

滝本晃司ライブ in 岡山 Vol.7 「100の月」

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今年も開催します、滝本晃司ライブ in 岡山。今回は、滝本さんが長年描き続けているイラストカレンダーを会場に展示しますよ。その数なんと150ヶ月分。今回のイベントタイトルを滝本さんのファーストソロアルバムのタイトルに掛けて「100の月」と付けたんですが、ほんとは「150の月」なわけです。

当日はイラストカレンダーのレプリカ販売もおこないます。150ヶ月、どれでも好きな月を選べます。お支払いは当日で、商品は後日、滝本さんからの郵送となります。

そして今回も恒例のスライドトークショー付き。私が聞き手を務めさせていただきます。テーマは「すてきな玄関」。滝本さんが密かに撮り続けている「人んちの玄関」の写真を一緒に鑑賞します。私も撮り溜めている玄関灯の写真を少しお見せしようと思います。

会場は銘木(めいぼく)ビルという3階建てのビルで、岡山市民会館の近くにあります。1階がコーヒースタンド、2Fは美容院(saucer/ソーサー)。ライブ&展示会場は3Fになります(お手洗いは2F)。

滝本晃司ライブ in 岡山 Vol.7
「100の月」
ライブ&スライドトーク&イラストカレンダー展示

日時/2017年6月11日(日)
14:30〜15:30 滝本晃司直筆イラストカレンダー150枚展示※出入自由
15:30〜 受付開始
16:00〜ライブ&スライドトーク
場所/銘木ビル3F(岡山市北区石関町6-10)
アクセス/岡山電気軌道(路面電車)東山本線「城下」停留所より徒歩4分
料金/前売3000円、当日3300円(ドリンク代別※500円)
ご予約/下記メールまでお名前・人数・電話番号をお伝えください。
sintarou2910@gmail.com (主催・福本のメールです)


※フライヤーでは15:00〜になってますが、変更しました。14:30〜15:30の間はどなたでもご自由にお入りください。15:30になったらいったん1Fに降りていただいて、そこで受付スタート&ドリンクお渡しとなります。

岡山城や岡山後楽園のそばなので、ライブ前にゆっくり散策してみてはいかがでしょうか。6月。梅雨です。晴れるといいですが、雨なら雨で、滝本さんの「雨ソング」にしっとり身を浸すことができますね。

【追記】
滝本さんが6月のカレンダーを来場者全員にプレゼントしてくださるそうです!
わーい。
あと今回つくった上記画像のフライヤーを人数分残してますので、どうぞ記念にお持ち帰りください。イラストは知人の池田美穂さんが描いてくださいました。


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2017年03月12日

「都市鑑賞論」イベント記録

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もう1週間経ってしまいましたが。日本ピクトさん学会presents スライドトークイベントvol.4「都市鑑賞論」にご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。東京、大阪、広島、宮城など県外からお越しくださった方もたくさんいてうれしかったです。特に上海から文字通り飛んで来てくれた共通の友人、前川ヤスタカさんに感謝。

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私はこのイベントのために「都市鑑賞年表」を制作。喜田川守貞の『守貞謾稿』、坪井正五郎の『工商技芸看板考』、国木田独歩の「武蔵野」、萩原朔太郎のステレオ写真、坂口安吾の「日本文化私観」などを紹介し、「ソトの目」というキーワードを用いながら、人が新しい視点を獲得するというのはどういうことなのかを考えてみました。

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途中で大山さんが持ち出したのは、鑑賞スタンスについての問題提起というか悩みというか、そんな話題。大山さんの大意を私なりの言葉でまとめると以下のようになります(内海が編集/解釈した言葉です)。

《我々は「グッとくる」という言葉を使ってきた。それは「善悪美醜に関係なく魅入られる感じ」を表現するためだ。自分の「工場萌え」の萌えも、「グッとくる」に近く、「価値判断を含まない自分だけの感覚ですよ」ということを表明している言葉。しかしだんだんそれだけでは満足できなくなってきている。「調査によって得られる知識」でもなく、「表面だけを愛でる萌え」でもない、第3の価値観のようなものがあるのではないか》

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大山さんはこうも言ってます(これも大意です)。
《同じものをずっと撮り続けていると見えてくるものがある。それは本に載っているような知識ではない。10年続けてやっと気づくこともある。今の自分はそれを求めている。これは鑑賞者としての進歩なのかもしれないし、堕落なのかもしれない》

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進歩か堕落か、どちらかは分かりませんが、ただ一つ言えることは、「10年撮り続けてやっと分かることがある」と言えるのは、実際に10年撮り続けた人だけだ、ということ。大山さんはいくつかのジャンルにおいて、現にそういう体験をしてしまった。上記の第3の価値(私が便宜的につくった言い方ですが)というのはこれを指しているのではないでしょうか。実際、大山さんの著作や記事には、長年見続けてきた人からしか出ないであろう言葉がたしかにあります。

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イベント後半では、大山さんがこれまでに鑑賞してきた様々なジャンルをプレゼンしてもらいましたが、共通して言えるのは「文脈や意味を外して対象を見る」というスタンス。これは冒頭の「ソトの目」にも通じる感覚で、イベントではさらに「宇宙人の目」という言葉も出ました。

大山さんは、ゴルフ練習場を、駅の構内にある生け花を、クリスマス電飾を、まるで地球にやって来た宇宙人のような目で不思議そうに見る。大山さんの写真を見た私たち地球人は、自分が日常を「見たつもりになっていた」「知っているつもりになっていた」ことを思い知らされます。それは写真に限らず、マンション広告のコピーや車のカラーの名前など「言葉もの」についても同じ。大山さんは当たり前の日常の中にあるものを「なんだこれは?」と立ち止まって見つめ、しつこく鑑賞し続けます。文脈や意味から切り離して、対象をとことん見続ける。その先に、やっと発見することのできる何かがある。その新しい価値を表す言葉を、まだ私たちは持っていないのかもしれません。

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いろんなところで何度か書いていますが、私の活動のテーマは「見たことあるのに見えてなかった」。これはもともと、かつて大山さんと一緒にやったスライドトークイベントのフライヤー用につくったキャッチコピーでした。13年前のことです。「見たことあるのに見えてなかった」ものを追い求め、そこに興奮してしまう性格は、私に関しては今も変わっていません。私が大山さんの写真や記事に惹かれるのも、「見たことあるのに見えてなかった」といつも思わせてくれるからです。

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「都市鑑賞年表」、今回は大正期までの話で終わってしまったので、その後についてもいつかどこかでお話しできればと思っています。例えば70年代から活動を続けている名古屋の野外活動研究会は、あまり広く知られていませんが、都市鑑賞史を語る上で外せない存在だと私は思っています。代表の岡本信也さんはお会いしてみたい方の一人。

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ところで、イベントの前に希望者10数人で一緒に街歩きをしました。これまでにも何度か経験したことですが、他人と一緒に歩くのはいいものだなあとあらためて思いました。一人でゆっくり歩くのも楽しいのですが、誰かと歩いて「目玉の交換」をするのもまた楽しい。

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同じ道を歩いていても、みんなそれぞれ違う場所で立ち止まって、違う方向にカメラを向けます。「自分たちはみんな違う人間なんだ」ということが目の前ではっきり分かる。ここには一種の断絶があるわけです。でも、街を見るのが楽しいという、その一点でつながって同じ道を歩いてる。私はそれを思うと、なんだかうれしくなるのです。

タグ:都市鑑賞
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