2023年08月13日

日本ピクトさん学会設立20周年記念ピクトさんフェア

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現在、岡山県立美術館ミュージアムショップに
ピクトさんグッズの特設コーナーができています。
同ショップでは、もう10年以上
ピクトさんグッズを販売してもらってるんですが、
今年は日本ピクトさん学会設立20周年記念ということで
特に盛り上げてくださっています。

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そして来月はピクトさんの日(9月10日)ですね。
20年間を振り返るトークイベントやりたいな・・・
(思ってるだけ)



ピクトさんTシャツの受注生産に
たくさんのご注文をいただきまして、
ありがとうございました。
全25色・60着のピクトさんTシャツが
全国に旅立っていきました。

いちばん多かったのはブラックとグリーンでした。
みごとに色がばらけたので、
1色あたり2〜3着の生産になってます。
どのカラーもかなりのレア度ですよ。

タグ:ピクトさん
posted by pictist at 13:48| ピクトさん

2023年05月31日

ピクトさんTシャツ2023予約受付スタート

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日本ピクトさん学会設立20周年記念「ピクトさんTシャツ」の予約受付をスタートしました。ご予約いただいた枚数だけつくる完全受注生産です。

受注〆切り:2023年6月7日23時
全29カラー/4サイズ(いくつか在庫切れのサイズがあり「在庫なし」と表示されています。

この転倒系ピクトさんは、2009年に「理想の転倒系ピクトさん」を追求してつくったものです。くったくのないバンザイとダイナミックな開脚がポイントです。街で収集した先人の作を元に、自分なりの改変を加えてつくりました。

今回4年ぶりの受注生産ですが、ピクトさんTシャツはもう当分の間つくらないと思います(次は25周年かな? 未定です)。この機会にぜひピクトさんをお迎えいただければと思います。

下記オンラインショップよりご注文ください。
https://csonline.cifaka.jp/?pid=175015107

このオンラインショップは岡山市のデザイン事務所「株式会社シファカ」が運営しています。他の取扱い作家さんのアイテムもどれもすてきなので、併せてご覧になってみてください。

あと岡山県立美術館ミュージアムショップでも長年、ピクトさんグッズをお取り扱いいただいてるんですが、今回20周年ということで特設POPをつくって盛り上げてくださるそうです。トートバッグや手ぬぐいや缶バッジなどいろいろあるので、お近くの方はぜひどうぞ。


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タグ:ピクトさん
posted by pictist at 21:08| ピクトさん

2023年05月26日

「日本ピクトさん学会」設立20周年

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プロジェクト「日本ピクトさん学会」は今年で20周年を迎えます。街で活躍する人物型ピクトグラムを「ピクトさん」と呼び、収集と研究を続けてきました。収集を始めた年から数えると22年経ちます。

ネットを通して多くの方にご協力いただき、私ひとりでは決してなしえなかった成果を得ることができました。その成果は2007年、『ピクトさんの本』という書籍に結実します。

2009年には、オリジナルの転倒系ピクトさんを創作。これは私にとっての「理想の転倒系ピクトさん」を追求してつくったものです。くったくのないバンザイとダイナミックな開脚がポイントです。街で収集した先人の作を元に、自分なりの改変を加えてつくりました。

その後、この転倒系ピクトさんは、実際にピクトグラムとしていくつかの場所で使用されることになりました。街から生まれた作品が、街へ還元された。とてもうれしかったです。

2013年には広島市現代美術館の特別展「路上と観察をめぐる表現史―考現学以後」の特設サイトでコラムを執筆させていただきました。この特別展は赤瀬川原平らの活動を「観察表現」と位置づけ、総括したものです。その末端に参加できたことも、私にとってたいへんうれしいできごとでした。

併せて刊行された公式書籍『路上と観察をめぐる表現史 ──考現学の「現在」』(フィルムアート社)にも、「知覚の輪郭」というタイトルの小文を寄稿しています。

話が前後しますが、2012年には上記のオリジナル転倒系ピクトさんを使った「ピクトさんグッズ」の展開を始めました。このグッズは数年間にわたって各地のいくつかの美術館でお取り扱いいただきました。広島市現代美術館もその一つでした。現在は岡山県立美術館ミュージアムショップでのみお取り扱いいただいてます。

2021年にEテレの子供向け番組でピクトグラムが取り上げられたとき、ナレーションで「ピクトグラムなので、この人物は『ピクトさん』と呼ばれています」と当たり前のように説明されているのを見たときは、実に感慨深かったです。

「ピクトさん」というイマジネーションを共有してくれる人がいなかったら、日本ピクトさん学会というプロジェクトは20年も続いていなかったと思います。これまで一緒に楽しんでくださったみなさまに感謝いたします。

そしてなにより、数々のピクトグラムを制作・運用してきた先人たちに感謝します。

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このたび20周年を記念して「ピクトさんTシャツ」をつくります。注文いただいた枚数だけつくる、完全受注生産です。以前も年に1回生産していたのですが、2019年を最後にやめていました。

20周年ということで久しぶりにつくります。リピーターの方からときどき再販希望の声をいただいていたこともあり。

ただいま準備中です。6月頭くらいから予約の受付をスタートできると思うので、しばらくお待ちください。

このTシャツを着ているときに道で転んだら恥ずかしさが倍増するので気をつけてくださいね。

【追記】
予約受付スタートしました!

タグ:ピクトさん
posted by pictist at 19:08| ピクトさん

2021年12月18日

ピクトさん鑑賞20年

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ウェブサイト「日本ピクトさん学会」に先日書いた文章を以下に転載します。ピクトさんの鑑賞を始めて20年ということでなんとなく書き始めた文章がけっこう長くなったので、こちらのブログにも残しておきます。



私が「ピクトさん」という切り口で人物型ピクトグラムを鑑賞しよう、と思い立ったのは2001年のことでした。今年でちょうど20年経つことになります。

20年続けても、まだ飽きない。時代の移り変わりの中で新たなピクトさんが登場するし、同じジャンルのピクトさんにもいろんなバリエーションがあるから。そしてなにより、「ピクトさん」はイマジネーションが支えているものだからです。

日本ピクトさん学会会長の私がこんなことを言うのもなんですが、「ピクトさん」という人間は、実際には存在しませんよね。「ピクトさん」というのは一種の見立てです。「この記号がもし本当に人間だったら」と想像を広げる行為です。

そのイマジネーションを他者と共有しながらおこなう鑑賞活動が「ピクトさん」です。私が飽きずに今までやってきたのは、そのことが大きなモチベーションになっているからだと思います。自分が生み出したイマジネーションを中断したくないという心理があったような気がします。

『ピクトさんの本』刊行の3年後に、『100均フリーダム』という本を出版しました。一見、まったく違うジャンルの本のように見えると思いますが、私の中ではほとんど同じことをしたつもりです。

『100均フリーダム』は、100円ショップで売られているいいかげんな商品たちを「作品として褒め称える」というコンセプトで書いた本です。「100均作家」なんて実際にはいないし、100均グッズに一般的な意味でのクリエイティビティと呼べるようなものはほとんどありません。

でも「フリーダム」という価値観を導入することによって、がらくたのような100均グッズが突然、輝き出す(ような気がする)。誰かにそのイマジネーションが伝わることは、私にとって大きな喜びでした。

残念ながら100円ショップはここ10年で洗練され、今はもう『100均フリーダム』に掲載しているような商品はほとんど売られていませんが、「共有したイマジネーション」は読者のみなさんの中に残り続けてるんじゃないかと思います。

『ピクトさんの本』を出版したときも『100均フリーダム』を出版したときも、インタビューなどで「コレクターなんですね」と言われることがときどきありました。

私はそのたびに、「いや、コレクターとはちょっと違うんですよね」と言いつつ、短い時間で自分がやっていることを説明するのに苦労していました。

収集をしなければ始まらないので、その意味ではコレクターなんですが、「収集欲を満たすこと」が最終目的ではない。

私はそれらを、イマジネーションを駆使して読み替えることが楽しかった。いわば「現実の二次創作」のようなおこないです。ピクトさんと100均フリーダムはその点で共通しています。

わわ。ふと「20年かー」と思って書き始めたらこんなに長くなってしまいました。

私は今は「都市鑑賞者」と称してピクトさん以外にもさまざまなジャンルのものを鑑賞していますが、すべてを同じ動機(欲望と言ってもいい)で鑑賞しているわけではありません。それこそシンプルなコレクション欲だけで撮っているジャンルもあります。

そんな中で、「ピクトさん」や「100均フリーダム」と近い系統に入るのが「台の鑑賞」というジャンルです。ツイッターに #台の鑑賞 というハッシュタグをつくってときどき投稿しています。

同じ人間の中でも、ジャンルごとに鑑賞動機が少しずつ違うってことあるよね、という話についても、いつかきちんとまとめて書いておきたいと思っています。




posted by pictist at 23:40| ピクトさん

2021年08月01日

『ピクトさんの本』15刷が決定

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久しぶりに『ピクトさんの本』の増刷が決まりました。第15刷となります。新世代のピクティストも増えますように。

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全国の書店で、これまでに何度も
「ピクトさんフェア」を展開していただいてます。
(本とグッズの同時販売や、特製しおりのプレゼントなど)

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紀伊國屋書店が発表しているおすすめ書籍ランキング
「キノベス2007」では第10位にランクインしました。

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タグ:ピクトさん
posted by pictist at 04:30| ピクトさん

2021年07月24日

ピクトさんグッズ

日本ピクトさん学会がプロデュースした【ピクトさんグッズ】はこちらのオンラインショップから注文できます。
ピクトさんグッズ Online Store

・ピクトさんマスキングテープ(mt/カモ井加工紙)
・ピクトさん手ぬぐい(手ぬぐい専門店かまわぬ)
・ピクトさんトートバッグ
・ピクトさんランチバッグ
・ピクトさん缶バッジ
・ピクトさんポストカード
・ピクトさんシール
・ピクトさんクリアファイル
・ピクトさん磁器マグネット
・ピクトさん磁器マグカップ
・本革ピクトさんペンケース(一本差し)

岡山県立美術館ミュージアムショップ、軽井沢現代美術館ミュージアムショップでもお取り扱いいただいてます。

このピクトさんは「理想の転倒系」を求めて私が2009年に制作したものです。街で収集した先人の作をもとに、自分なりの改変を加えてつくりました。くったくのないバンザイと、ダイナミックな開脚がポイントです。

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タグ:ピクトさん
posted by pictist at 18:56| ピクトさん

2021年06月21日

Eテレにピクトさんが登場

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Eテレの「コレナンデ商会」という番組にピクトさんが登場しました。「避難口誘導灯 ドッチ?コッチ?」というタイトルの放送回です。

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ナレーション:「避難口誘導灯。ちなみに、ここに描かれたマークのような絵文字や記号をピクトグラムと言います。ピクトグラムなので、この人物は「ピクトさん」と呼ばれています」

NHKの番組で「ピクトさんと呼ばれています」と当たり前のように紹介されているのを見ると、感慨深いです。





タグ:ピクトさん
posted by pictist at 00:59| ピクトさん