宝島社から発売された『はじめてのZINE』というムックに、拙作『型板ガラスの世界』が掲載されました。
同書にはZINEを扱う各地の書店さんが推薦するZINEが載っていて、『型板ガラスの世界』は手紙社のTEGAMISHA BOOKSTOREさんが推薦してくださっています。
『型板ガラスの世界』は今年の3月に「おかやまZINEスタジアム」に参加するためにつくったものですが、こんな展開が待っているとは思っていませんでした。うれしい。
さらにうれしかったのは、シカクさんの推薦ページに『シュロ3』が載っていたこと。
わーい。
また、おかやまZINEスタジアムで見かけて即買いし、応援している『農キャラ研究』も載っていたりと(これもシカクさん推薦!)ナイスな選書がたくさんあって楽しく読みました。
ただ、その一方で、紹介されているZINEはしっかりとデザイン・製本してあるものが多く、ちょっと敷居の高さを感じそうだな、とも思いました。
私はたまたまデザインもできるので、『型板ガラスの世界』も前作のZINE『棕櫚村の事件』も、すべて一人でつくっています(印刷は印刷会社さんにお願いしていますが)。でもみんながみんなパソコンソフトを使えるわけではないし、デザインワークに慣れているわけではないですよね。『はじめてのZINE』を見ていると、「こんなふうにはつくれないな」と尻込みしてしまう人もいるんじゃないかな、と心配になったのです。
もちろん本書では、言葉の上では「手書きでもいいよ」「コピー機でプリントすればいいよ」と教えてくれています。それならば、手書きでコピー機でつくったZINEを一つくらい紹介してもよかったんじゃないかな、と思いました。
そこで思い出したのが、今年のおかやまZINEスタジアムで見て感激したトリプル・ビーさんの『岡山市西部の散策マップ』。
大学ノートに鉛筆で手書きして、コピーした数枚をホチキスで綴じたシンプルなZINEです。
手描きマップなんですが、旧河道や暗渠などを描き込むシブイ描写に感動しました。
内容が私好みだったこともありますが、「自分はどうしてもこれを書きたいんだ」という気持ちが伝わってきて、ZINEの原点を見るような思いがして非常にグッときました。鉛筆とノートでZINEはつくれるんです。つくっていいんです。
『岡山市西部の散策マップ』、ぜひ別エリアで続編をつくってほしいなあ。来年のおかやまZINEスタジアムに今から期待しています。
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