
五福通り

五福通りにある建物はほとんどが江戸時代・明治時代・大正時代に建てられたもので、全体的にめちゃ古いです。現在見られる看板建築は、昭和5〜11年にかけて既存の建物のファサードを改築したもの。当時、道路の拡幅がおこなわれたため、それに合わせて軒を切ったり看板建築化したりしたのです。

旧野村帽子店

小町菓子総本店

西大寺玩具


板壁と瓦屋根が飛び出している独特な看板建築


海鼠壁とスクラッチタイルというすごい組み合わせ。


花崗岩でつくられた屋号「徳田屋」

旧近田屋(こんだや)タンス店。軒切りがおこなわれたことがよく分かります。



片側に一本だけあるテーパードな柱。

電話48甲


久山博司商店

3階建ての旧保都商店。築200年を越えるそうです。

軒下に凝った漆喰レリーフが。波のモチーフでしょうか。




人見陶器店


ファミコンショップ ネッシー

野口商店




Y字路


岡山市消防団西大寺分団機庫。戦前の建物だと思います。

西大寺市時代の看板もあり。

軒わらび

タテグ ガラス フスマ 山本



漆喰の洋風レリーフが施された袖壁。和洋折衷感がとても面白いです。


よきカーブ


戦前の防火水槽。岡山で街角に防火水槽が残ってるのは珍しいですよね。全体が黒いのと、文字に色が付いてるのも興味深いです。



よきカーブ





よきカーブ


「西大寺市」時代の住所表示
未掲載写真がまだあるので近いうちに第4弾もアップします。次回は「西大寺鑑賞 橋と水路編」です。
【参考文献】
「西大寺五福通り筋の町並み及び歴史的建造物の特徴に関する研究」(日本建築学会中国支部研究報告集、2015年)