新堰と併せて、もう一つの鑑賞スポットとして紹介したいのが旭川の「新地堰」。ただし夏季、稲作の季節にだけ出現するスポットです。
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旭川の新地堰。東中島の東側を流れる傍流にあります。遠くに少し見えているオレンジ色の橋桁は新京橋。

普段は川底に格納されているゲートが上がり、上流側の水位を上げています。

魚道。よく見るとサギ(?)がじっと魚を狙ってる。

ゴーーッという落水の音が響いていて迫力があります。

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下はゲートが下がっている時期の写真。上と見比べてみてください。
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こうした土木技術にグッとくるかどうかは人それぞれだとは思いますが、私は単純に「人が川の水位を上げている」っていうことだけでテンションが上がります。

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反対側から見たところ。これも下のゲートが下がっている時期の写真と見比べてみてください。
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正面の奧に柵付きの取入れ口があるのが分かるでしょうか。水位を上げてあの取入れ口から農業用水を導くわけです。

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これも
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ここから取り込まれた水(新堰用水)が旭東エリア・倉安川以南の水田を潤します。新堰から新地堰へ連携する大がかりな頭首工です。
最後に今年の新堰の様子をどうぞ。

【参考文献】
国土交通省中国地方整備局「旭川水系河川整備計画」
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旭川の新堰管理橋