タイトルは「すれちがい」です。
すれちがい
始まりよ始まりよ始まりよ
だれもいないの?
いつも、私はもらえない
頭にアンテナ立てればいい
東京駅から奥は行けない
かえってくるときに、そうか、まだここかって
レールは引いてあると思うの。でも
みんな本名じゃないんだって
ギョランギョラン
赤いのと思ったら青いブルー
いっかいさ、コーラ飲んでみたい。赤いの。
手がぽろんととれちゃうよ
それでね、完全体になるんですよ
独り言のようなつぶやきが続いてて
エビがないてる
ついに明日は本当の金曜日です
味わい深いですねー。
何度も読み返したくなります。
実はこれ、一行ごとに別々の人間が発した言葉。
すべて街なかで実際に誰かが言った言葉です。
ツイッターでリタさん(@lesizmo)が始めた
#すれちがい会話というハッシュタグがあります。
カフェや電車、街頭などで聞こえてきた、
知らない誰かの言葉を投稿するタグです。
【2013】すれちがい会話
http://togetter.com/li/488704
この中から私が勝手にツイートをピックアップして
並べ替えてみたのが上記の詩というわけ。
文脈から自由になった、宙ぶらりんの言葉たち。
そこにはなんとも言えない独特の面白みがあります。
上記の「すれちがい」引用ツイートだけを
選んでまとめてみたのがこちら。
すれちがい詩
http://togetter.com/li/656026
10代から50代まで、発言者の年齢層はさまざま。
男女比も半々。
上記の「詩」を読んだあとにこちらを見ると、
ちょっと不思議な気持ちになりませんか。
みなさんも街で気になる言葉を聞いたら
ぜひ投稿してみてください。