2020年05月29日

川に並ぶT字(旭川ケレップ水制群)

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岡山市を流れる旭川の東岸にT字型の石積みが並んでいる。桜橋から旭川大橋の間に計19基。これは上流から流れてきた土砂が溜まって水深が浅くなるのを防ぐために建造されたものだ。旭川は重要な舟運路だった。

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明治期にはすでに計画されていたが、着工したのは昭和に入ってからで、昭和8年(1933年)〜昭和14年(1939年)につくられた。鉄道輸送が発達した昭和初期においても、当地では海と連絡する河川舟運が重視されていたことが分かる。

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このあたりは淡水と海水が混ざる汽水域で、ケレップ水制周辺の干潟にはヤマトシジミが生息している。初夏には潮干狩りに訪れる人もいるそうだ。



ちなみに「ケレップ」は「水制」を意味するオランダ語なので、ケレップ水制は「水制水制」。ゴビ砂漠やチゲ鍋の仲間である。




posted by pictist at 23:06| 都市鑑賞