(参考記事/酒津15連樋門)

明治44年(1911年)から大正14年(1925年)年にかけて高梁川の改修工事がおこなわれ、同時に高梁川東西用水組合が設立されました。その事務所棟としてつくられたのがこの建物です。今も現役。

ポーチの柱がいかにも当時のデザイン。アール・デコ調です。

S形瓦。

建物をぐるりと囲う盛り土が特徴的。まるで川に沿う堤防のよう。

1階と2階のあいだの踊り場。



親柱のレリーフが気になりました。3つの丸と、10個の丸。なにかを意味してるのでしょうか。


ランプもかっこよかった。

この事務所棟はわずか半年でつくられたそうです。それが90年以上も残ってるんですねえ。
見学を快く承諾してくださり、ご案内までしてくださった高梁川東西用水組合のHさん、どうもありがとうございました。
高梁川東西用水組合では現在、高梁川改修工事の歴史をまとめた記念本をつくっているそうです。来年(2020年)刊行予定とのこと。完成を楽しみにしています。