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与島から北を向いたところ。手前のトラスが与島橋です。こうして見ると、トラス、斜張橋、吊り橋といろんなタイプの橋梁を一望できる瀬戸大橋の魅力にあらためて気づきます。

2連つづく斜張橋は岩黒島橋と櫃石島橋。計画段階ではここもトラスのみにする予定だったけど、見栄えを考えて変更、斜張橋(トラス斜張橋)にしたとのこと。

普段はなかなか見ることができない位置からトラスを見ることができて興奮しました。間近に迫る鉄骨!

でかすぎてスケール感が分からなくなるほど。上に自動車道の道路標識が見えてるのが分かるでしょうか。

トラスの中を歩く。内側からのビューも見ごたえがありました。

瀬戸内海を見渡しながらずんずん歩きます。

いろんな消失点が鑑賞できます。

下を見ると、二つに分かれた池が。これ、石切り場の跡なのだそうです(与島はかつて採石場でした)。そこに雨水が溜まっている。
真ん中に、池を仕切るようにしてそびえている岩が見えますが、この岩について面白い話を教えていただきました。
与島では複数の採石業者が仕事をしていて、それぞれ自分の所有地を持っていたそうです。その所有地の境界がこの岩だというのです。
つまり両側から掘り進んできて、「よその土地へはみ出して採石をしないようにしよう」とお互いが配慮した結果、最後の一岩が残っているというわけ。
今はもうなくなった採石場の「所有地の境界線」が物理的に残り続けているというのは面白いですね。

与島では瀬戸大橋が完成する直前まで採石がおこなわれていました。今でも島のあちこちに「使われなかった石材?」らしきものが積まれています。

これは与島パーキングエリアの防護柵用の石柱。ひょっとするとこの島で採掘したものかもしれませんね。

こちらは与島の住宅エリアにある共同井戸の跡。上に載っている丸い鉄板は、石材切断機の刃なのだそうです。それを蓋がわりに置いてるんですね。

与島の北端の橋脚から振り返ったところ。岩山の上を突き抜けていく鉄骨トラスがかっこいい。
この記事の冒頭の4枚の写真は、あの岩山とトラスの間から撮影したものです。

これは前回与島を訪れたとき、下から撮影したもの。いいよねえ。

さすが瀬戸大橋、支承(橋桁を支える部位)もスケールが違います。

どでか支承。

見る角度によっていろんな表情を見せてくれるトラス構造。

瀬戸大橋線。

スリリングな点検用の階段。

与島から移動して、香川県側にある「番の州」へやってきました。これは番の州高架橋のトラス部分。めちゃくちゃかっこよくないですか。
本四高速の方がここのトラスのことを「バントラ」と呼んでいたのもよかったです。番の州トラス、略してバントラ。

トラスから続く高架のコンクリート橋脚群も壮観。

ぽつんとシュロが、ありました。
本四高速さん、ありがとうございました!
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