2020年05月30日

『100均フリーダム』の思い出(2)

2010年10月には深川東京モダン館というところで「100均フリーダム展」を開催、また期間中にトークイベントをおこないました。

同館は昭和7年(1932年)に東京市営の食堂としてつくられた建物で、国登録有形文化財になっています。そんな場所と100均グッズとのギャップも面白かった。

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曲がる階段とタイルにグッときました。

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ウェルカム星。

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書籍に収録した100均グッズの実物を展示。未収録グッズも多数、並べました。

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100均界のアイドル「フーリー」が勢揃い。

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展示準備は完全に先方にお任せしてたので、最初は「アクリルカバー、べつになくてもいいんだけどな」って思ってたんですが、見てるうちにだんだん「これはこれで面白いかも」と思い始めました。厳重なのが逆に。

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今もこれらのグッズは自宅にあるんですけど、どうすればいいですかね……

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↑この机の上にあるのは、トークイベント当日にお客さんが持ってきてくれたもの。この頃から100均でフリーダムグッズを探すことを「フリーダミング」と呼ぶようになりました(翌年には「全国一斉100均フリーダミング」というSNSイベントも開催)。

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トークでは書籍未収録グッズの紹介を中心に、100均CDの音楽を聴いたり、ゲーム画面を紹介したりしました。

たくさんの方がお越しくださったのですが、中でもうれしかったのは能町みね子さんが来てくれたこと。それまでSNSでの交流はあったのですが、お会いしたのはこのときが初めて。当時、能町さんはまだメディアに顔出しをしていなかったので、自己紹介いただくまで当然こちらは分からず、うれしいサプライズでした。

あと前回書き忘れてましたが、2016年には高橋源一郎さんがラジオで『100均フリーダム』を紹介してくださいました。NHKラジオ第1「すっぴん!」内の「源ちゃんのゲンダイ国語」というコーナーです。これはかなりうれしかった。

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こちらは刊行時の著者インタビューです。なぜか「ビジネス+IT」というサイトにて。
https://www.sbbit.jp/article/cont1/21956

というわけで『100均フリーダム』10周年の振り返りでした。
5月31日までKindle版が30%OFFです。この機会にぜひ。

いつも心にフリーダムを。



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posted by pictist at 23:11| あれこれ

『100均フリーダム』の思い出(1)

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今から10年前、2010年に『100均フリーダム』という本を出版しました。100円ショップで買い集めた不思議な商品を「作品」として鑑賞し、ひたすら褒め称えた本です。

当時の感想ツイートをこちらにまとめてるのでざっと見てみてください。これを読めば、未読の方が「今からでも買おう」と思ってくれるに違いない。

書籍『100均フリーダム』の感想ツイート(1)

書籍『100均フリーダム』の感想ツイート(2)

↓少し立ち読みもどうぞ。

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当時「書店の立ち読みで済まそうとしたけど笑いをこらえることができず、本を閉じてレジに持っていった」という感想を見たときはうれしかったなあ。

今読んでも面白いんですが、一つだけ残念なのは、本書に載っているような「フリーダムな」商品は、もうほとんど100均には売っていないということ。この10年で100均はずいぶん洗練されてしまいました。

当時は、この本を読み終えて100均に行けば、実際にフリーダム商品に会うことができた。本と現実が地続きになっていた。そこがいま読む人と当時読んだ人との決定的な差になってしまっていると思います。

『100均フリーダム』はけっこう話題になって、メディアにもたくさん取り上げてもらいました。

NHKの書評番組「週刊ブックレビュー」で取り上げられたり、

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壇蜜さんが紹介してくださったり。

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各書店での展開も、書店員さんたちの熱が伝わってくるようでうれしかったです。

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第2回「ブクログ大賞」エッセイ部門で入賞したりもしました。

2020年5月31日までKindle版が30%OFFになっているそうなので、この機会にぜひ。

いつも心にフリーダムを。




タグ:活動記録
posted by pictist at 05:47| あれこれ

2020年05月29日

川に並ぶT字(旭川ケレップ水制群)

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岡山市を流れる旭川の東岸にT字型の石積みが並んでいる。桜橋から旭川大橋の間に計19基。これは上流から流れてきた土砂が溜まって水深が浅くなるのを防ぐために建造されたものだ。旭川は重要な舟運路だった。

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明治期にはすでに計画されていたが、着工したのは昭和に入ってからで、昭和8年(1933年)〜昭和14年(1939年)につくられた。鉄道輸送が発達した昭和初期においても、当地では海と連絡する河川舟運が重視されていたことが分かる。

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このあたりは淡水と海水が混ざる汽水域で、ケレップ水制周辺の干潟にはヤマトシジミが生息している。初夏には潮干狩りに訪れる人もいるそうだ。



ちなみに「ケレップ」は「水制」を意味するオランダ語なので、ケレップ水制は「水制水制」。ゴビ砂漠やチゲ鍋の仲間である。




posted by pictist at 23:06| 都市鑑賞

2020年05月24日

『散歩の達人』で対談しました

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片手袋研究家の石井公二さんにお声がけいただきまして、『散歩の達人』2020年6月号で対談をしました。いただいたお題が「今の路上観察シーンから赤瀬川原平を振り返る」というものだったんですが、どちらかというと「いまの路上観察シーン」のほうに重点を置いた話ができたかな、と思っています。

石井さんとは以前からお話がしたかったので(石井さんは大学の卒論テーマが赤瀬川原平という筋金入り)、良い機会をもらえました。Zoomで2時間くらい話したんだけど、楽しくてあっというまでした。石井さん、またぜひおしゃべりしましょう。

6月号の特集は「ご近所さんぽを楽しもう」。「文字」「電線」「野草」「旧町名」「暗渠」などさまざまなジャンルの都市鑑賞者たちが登場していて、読みごたえがありますよ。『ほじくりストリートビュー』を連載している能町さんもコラム「バーチャル散歩講座」で参加。

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この対談ではピクトさんの話は特にしなかったんですが、ページが非常口カラーになっててうれしかったです。


【追記】ウェブにもアップされました。
都市鑑賞者と片手袋研究家が語る、路上観察の今昔〜赤瀬川原平を振り返る〜





タグ:都市鑑賞
posted by pictist at 00:49| 執筆