2025年06月09日

東京新聞にコラムを寄稿しました

2025年6月8日発行の東京新聞サンデー版「世界と日本 大図解」のページに型板ガラスについてのコラムを寄稿しました。写真も20点ほど提供。拙作『型板ガラスの世界』もご紹介いただいてます。

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「大図解」は東京新聞の他に中日新聞、中日新聞東海版、北陸中日新聞、日刊県民福井に掲載されているそうです。また、プリントをウェブで購入することもできます。
>>東京新聞オンラインショップ|世界と日本 大図解

『型板ガラスの世界』の販売についてはこちらのページをご参照ください。
>>『型板ガラスの世界』


posted by pictist at 14:12| 都市鑑賞

2025年05月21日

型板ガラス「かるた」と「しきし」

型板ガラスの「かるた」と「しきし」はアップで見るとどっちがどっちか分からないので、ここに引きの写真を載せておきます。大きいほうが「かるた」で小さいほうが「しきし」です。

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これが「かるた」です。引き戸の桟や取っ手の大きさと比べてみてください。

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かるた


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こちらが「しきし」。

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しきし

「しきし」と「色紙」の違いについてはこちらをご参照ください。
>>型板ガラス「しきし」の謎

【あわせて読みたい】
『型板ガラスの世界』|型板ガラス60種を掲載したパンフレットをつくりました


posted by pictist at 06:32| 都市鑑賞

2025年05月16日

POPEYE Webにコラムを連載しました

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ブログでお知らせするのを忘れてたんですが、POPEYE Web(マガジンハウス)の「TOWN TALK」というコーナーでコラムを連載しました。2025年4月10日から5月1日まで、週に1本ずつ寄稿しました。それぞれのページの写真も著者提供です。

 Vol.1 猫よけペットボトルの起源

 Vol.2 シュロの不思議

 Vol.3 型板ガラスの世界

 Vol.4 ちいさい夏

「Vol.4 ちいさい夏」の最後の段落についての補足です。いずれマニキュアやメイクが性表現とは見なされない時代が来るかもしれないし、今でもそう見なしていない人は一定数いると思いますが、現段階の日本社会の話としてこう書きました。

posted by pictist at 02:41| 執筆

2025年05月11日

内側から見る岡山県庁舎

熊本ビル部さんが制作した『前川建築設計事務所の建物』を読んで感激しまして、あらためて岡山県庁舎の中を見てきました。

以前、「内側から見る岡山」という見学ツアーのナビゲーターを務めたことがあるんですが、言わば今回は「内側から見る岡山県庁舎」です。

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以下は数年前に撮った、外側からの岡山県庁舎。改修工事前の姿です。

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『前川建築設計事務所の建物』はPDFでも公開されてますので、ぜひご覧ください。


【あわせて読みたい】
岡ビル(内側から見る岡山)
上之町ビル(防火建築帯)1
上之町ビル(防火建築帯)2

posted by pictist at 21:30| 都市鑑賞

2025年03月26日

『型板ガラスの世界』

【5月18日追記】現在、『型板ガラスの世界』の通販はシカクさんにお願いしています。
シカク オンラインショップ|型板ガラスの世界

『型板ガラスの世界』をお取り扱いいただけるお店を随時募集しています。本ページ末尾のメールアドレスよりお気軽にお問い合わせください。


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今年の「おかやまZINEスタジアム」で先行販売した『型板ガラスの世界』のオンライン販売をスタートします。

日本にはガラスメーカーが3社あります。昭和時代、その3社が競い合うようにつくっていたのが本紙にまとめた型板(かたいた)ガラスたちです。主な商品はほぼ網羅していますので、このパンフレットがあれば模様と名称の同定が簡単にできると思います。

仕様はA4サイズ・6ページ(三つ折り/片観音)。価格は800円。下の画像は中面・外面の全体です。クリック(タップ)で拡大できますので、ウェブ上でもお楽しみください。

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通販は、大好きな大福書林さんが請け負ってくださることになりました。下記ページよりご注文いただけます。
大福書林オンラインショップ|型板ガラスの世界

【5月18日追記】大福書林さんの在庫は完売しました。現在はシカクさんが通販の窓口となっています。

大福書林さんはすてきな本をたくさん扱われていますので、この機会にぜひ他の商品もチェックしてみてください。

掲載した型板ガラスの名称は、メーカーの社史や当時の商品広告などを調べて特定したものです。ひらがな/カタカナ/漢字表記を含めてこれが正しい名前(商品名)です。アラビアンではなく「アラビヤン」、クローバーではなく「クローバ」など、調べてみて初めて分かったことも多くあります。

漢字の「色紙」とひらがなの「しきし」の2種類の商品が存在することも、撮影と調査を続ける中で判明しました。そっくりな模様ですが、よく見ると地紋が異なっているのが分かると思います。「色紙」は粒状、「しきし」はスクラッチ状の地紋が入っています。
参照:型板ガラス「しきし」の謎

型板ガラスにかんする資料はメーカーにもほとんど残っておらず、不明な点が多くありました。複数の資料を突き合わせて初めて分かった事実を本紙に反映しています。

現在、日本のガラスメーカーが製造している型板ガラスは「霞(かすみ)」だけです(特徴のある模様ではないので本紙には掲載しませんでした)。その他の型板ガラスはもう製造されていません。徐々に街からなくなりつつあります。

私たちが型板ガラスに特別な感慨を覚えるのは、子供のころの記憶や、家族と過ごした日々の思い出と結び付いているからではないでしょうか。「あの頃」はもう戻ってこないけど、ずっと心の中にあります。型板ガラスの模様は、その記憶を呼び起こしてくれるような気がします。

消えつつある型板ガラスを、せめて印刷物だけでも残しておきたいと考え、本紙を制作しました。10年かけて60種を撮り集め、やっと完成しました。みなさんの思い出のそばに置いていただけますと幸いです。

当ブログの過去記事に、各種型板ガラスの大きな画像や、窓全体を含めて撮影した写真を掲載しています。ぜひ併せてご覧ください。

・型板ガラスコレクション(旭硝子編_前編)
・型板ガラスコレクション(旭硝子編_後編)
・型板ガラスコレクション(セントラル硝子編)
・型板ガラスコレクション(日本板硝子編)


【卸販売につきまして】
『型板ガラスの世界』をお取り扱いいただけるお店を募集しています。下記までお気軽にお問い合わせください。諸条件をお伝えいたします。
picto@mx35.tiki.ne.jp (内海慶一)

下記は2025年4月以降に納品したお店です。

・手紙社 TEGAMISHA BOOKSTORE(東京都調布市)
・ウレシカ(東京都杉並区)
・ブックカフェ&ギャラリー COYAMA(神奈川県川崎市)
・ネコゼ商店(愛知県豊橋市)
・FOLK old book store(大阪市中央区)
・シカク(大阪市此花区)
・舫書店(神戸市垂水区)
・太陽の眼(高知県高岡郡)
・びいだま舎(島根県安来市)
・SHEEPSHEEP BOOKS(鳥取市)
・bear's bookstore(岡山市)
・ながいひる(岡山市)
・地域交流ステーションverde(岡山市)
・古本たかつか(岡山県津山市)
・鯛文庫(大分市)

posted by pictist at 21:46| 都市鑑賞

2025年02月17日

おかやま謎解き散歩《道編》 第1回/ありがとうございました

【おかやま謎解き散歩《道編》 第1回 斜めの道】にご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。東京、大阪、三重など遠方からお越しくださった方もいました。岡山のまちを知らない方にもなるべく楽しんでもらえるように工夫したつもりですが、終了後、「土地勘がなくても楽しめた」「第2回も行きたい」といったご感想をいただけてホッとしています。

このブログでは都市鑑賞系の記事をときどきアップしていますが、ブログだとスムーズに伝えづらい話ってあるんですよね。地図を見ながら読み解いていくようなものは特に。イベントだとそれを分かりやすく説明していくことができるので、私もプレゼンしていて楽しいです。

《道編》第2回のテーマは暗渠です。岡山市の中心部を通る柳川筋の元になった柳川は、実は「新柳川」で、それとは別に元祖柳川(旧柳川)があったことをご存じですか。新柳川と旧柳川の暗渠をたどりながら、岡山市の歴史をひもといていきます。日程はまだ決めてないのですが、夏までにはやりたいと思っています。

今回、告知から3日で満席になったため、「行きたかったけど受付が終わっていた」という声を何人かの方からいただきました。ですので、次回はもう少し広い会場でやろうかなと考えています。ただ、SGSGさんの教室の雰囲気も好きなので、今後も機会があればお願いしたいです。

おかやま謎解き散歩は《道編》以外の編も構想しています。だいぶ先になると思いますが、そちらも準備ができたらお知らせいたします。

長年、都市鑑賞活動をやっているのでネタは無限にあるんですが、プレゼンの構成を考えるのにけっこう時間がかかるんですよね……もう少しパッパッと早く作業ができるようになりたい……

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タグ:都市鑑賞
posted by pictist at 01:11| イベント

2025年01月10日

トーク「都市鑑賞入門」

岡山市が発行している雑誌『うったて』からご依頼をいただきまして、1時間ほどトークします。2025年1月24日(金)の「第9回うったてミーティング」内にて。 タイトルは「都市鑑賞入門」。どなたでも参加できます。参加費1000円です。

うったての編集会議としての開催になりますが、第1部の「都市鑑賞入門」のみの参加でもOKとのことです。

私の活動テーマ「見たことあるのに見えてなかった」を踏まえながら、さまざまな都市鑑賞ジャンルをギュッと圧縮して紹介するつもりです。

いま準備中ですが、プレゼン写真がすでに100枚を超えているので何を削ろうか悩んでいます。

詳しくはうったてのフェイスブックページをご確認ください。
>>うったて

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タグ:都市鑑賞
posted by pictist at 13:26| イベント